『連続ドラマW 黒鳥の湖』の完成報告会が7月15日(木)に都内で行われ、藤木直人、吉瀬美智子、三宅健、財前直見、岩田和行監督が登壇した。
“因果応報”―かつて卑劣な手段で財産を得た男は、美しい妻と娘と幸せに暮らしていたがやがて因果が巡って災いがもたらされる…。全ては自らが過去に犯した罪の報いなのか―。藤木直人が演じるのは、“ザイゼンコーポレーション”の社長で、過去の過ちに罪悪感を感じながら次第に翻弄されていく主人公・財前彰太。彰太の妻で、事件に巻き込まれていく中で過去の秘密が明らかになる財前由布子役に吉瀬美智子。寺の住職の息子で、由布子が参加した“瞑想の会”を開く若院役に、WOWOWのドラマ初出演となる三宅健。若院の母親で、由布子の精神的な支えになり、良き相談相手となる大黒様役に財前直見。
本作での役作りについて「キャラというよりは置かれている状況がどんどん変わっていくことが複雑で」と振り返る藤木は「初めて台本のメモのページに時系列を書き出して、各シーンを演じる時にこういう状況なのかなと思いながら演じました」と複雑な構成となっている本作の撮影に臨んだことを明かした。
そんな中でも特に印象に残っているのは「(藤木と吉瀬の)2人が住んでいる家。めちゃくちゃ豪邸でした」と振り返ると、「天井高かったですよね」と驚きを見せる三宅。一方で三宅は実際の寺を借りて撮影を行ったということで「ふるまいも教えていただきました」と役作りも行ったことを語った。
“因果応報”がテーマにもなっている本作だが、藤木は「双子の兄に隠れている内気な子供だった」と自身の子ども時代を振り返り、読者モデルのオーディションへの応募も反対されたが「何年か経ってから応募して。一歩踏み出して頑張った。あの時の俺、頑張ったなと」と自身の行動の結果、今の自分がいることを感慨深げに語った。
また、三宅は「一番は16歳の時にV6というグループに入って、そのグループをスタートさせたことは大きなターニングポイントだと思います。じゃなかったらここに立ってないんじゃないかと思います」と振り返り、さらに「V6になったのもジャニーさんに出会ってなければなってないと思う。右も左も分からない中学生を選んで、入れてくれたので、だからいまここに自分が存在していると思います。感謝しかないです」と感謝の気持ちを口にした。
最後に三宅は「第1話が放送される7月24日はV6のリーダー(坂本昌行)の誕生日なんです。その日からスタートするので、WOWOWにまだ入っていない方は今からでも遅くありませんから入会していただいて。僕は全5話なので、ひとりひとりメンバーの家に行って放送を見ようと思っています。5件、WOWOWの契約を取ってきます」と笑いを誘い、藤木は「大変な状況が続いていますけど、見てくださった方は、その時間だけでも現実を忘れて作品の世界に没頭していただきたいと、ワンシーンワンシーン心を込めて丁寧に撮りました。多くの方に届くといいなと思います」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『連続ドラマW 黒鳥の湖』は2021年7月24日(土)よりWOWOWプライムにて放送!
毎週土曜日22時(全5話)※第1話無料放送
監督:岩田和行
出演:藤木直人、吉瀬美智子、三宅健、服部樹咲、大澄賢也、宅麻伸/板尾創路、杉本哲太、財前直見