A24が放つ傑作スリラー映画『ライトハウス』のインタビュー特別映像が解禁された。
謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく―。人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒット。監督を務めるのは、長編デビュー作『ウィッチ』がサンダンス映画祭で圧倒的高評価を受け、一躍スター監督へと躍進したハリウッド屈指の才能、ロバート・エガース。そして、少しずつ狂気の世界に足を踏み入れていく2人の灯台守を演じるのは“新バットマン”にも決定、2020年に公開し大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』で人気が爆発したロバート・パティンソンと、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォー。実力と人気を兼ね備えた2人がW主演を務める。
今回、本作での来日が叶わず、オンラインによる日本のファンに向けたインタビューに応じたエガース監督。「お気に入りの日本映画や小説は?」という質問に対しては、日本に行った事がある父親から自身が5歳の頃に歌舞伎や文楽について書かれた本をもらい、夢中に「その本をとりつかれたように読んでた」と当時を振り返り、「(学生時代)舞台でメイクアップをやったりしたけど、その本からとても影響を受けた」そして、1922年に製作され、監督自身の“ホラー映画ベスト3”でもあると公言する「『吸血鬼ノスフェラトゥ』とも類似点があると思う」と語った。
日本が誇る映画監督・黒澤明に関しても「彼の映画から影響を受けたものも多い。(前作の)『ウィッチ』や『ライトハウス』ではわかりにくいけど、今製作中のバイキングの映画は色濃く出てると思う」「『蜘蛛巣城』や『乱』『羅生門』は特に何回も見た」と明かし、最後には「日本特有の伝統的な美意識には幼少期からとても惹かれるものがあった」「表面的な美しさもあるけど、朽ちていく美しさがあるということにも共感した」と、日本映画が自分の一部であり、作品に欠かせない要素であると、日本文化に対する愛を彼なりの言葉で語っている。
インタビュー特別映像
映画『ライトハウス』は全国で公開中!
監督:ロバート・エガース
出演:ウィレム・デフォー、ロバート・パティンソン
配給:トランスフォーマー
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