黒木華×柄本佑W主演映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の場面写真が解禁された。
物語は、佐和子がある日突然、「不倫」を題材に新作漫画を描くと言い出すところから動き出す。そこにはそっくりそのまま自分たち夫婦が描かれ、佐和子の担当編集者と不倫をしていた俊夫は、佐和子にバレたかもしれない!と精神的に追い詰められていく。さらに漫画は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へと急展開。俊夫は恐怖と嫉妬に震えながら漫画を読み進めていくが・・・。漫画家・佐和子役を黒木華、佐和子の夫で同じく漫画家の俊夫役を柄本佑が演じる。
今回解禁された場面写真は、俊夫役の柄本佑が自動車教習所で旗に隠れながら、妻・佐和子を見つめる場面のほか、スマホのカメラ越しに佐和子を探す姿、佐和子からの連絡に慌てて階段を降りてくる姿など、いずれも慌てふためく姿をとらえた計3点。劇中で佐和子が新たに描き始めた現実そっくりの不倫漫画を読み、自分自身も佐和子の担当編集者・千佳(奈緒)と不倫しながら、佐和子の不倫を疑い、不安になり、ついには佐和子が教習を受ける自動車教習所にのり込んでしまう俊夫。のり込んだはいいものの、声をかけることはできず、旗に隠れながら、また、スマホのカメラで佐和子の乗る教習車を探すなど、佐和子の様子を伺うその姿は、情けないのにかわいくも見えてしまう、まるで漫画の1コマのようなシーンである。
家で佐和子を待ちながら、電話が鳴って慌てて降りてくるその姿もどこか憎めない。堀江貴大監督は俊夫という役の演出について、「俊夫に関しては、苦しめば苦しむほど、滑稽な雰囲気になって欲しいと思っていました。本人的にはシリアスな状況になっているのに、傍から見るとその姿が面白みがあるように見せたい、と撮影前に柄本さんと話しました。」と明かす。そんな監督の俊夫像を見事に演じた柄本のどこかコミカルで憎めない、可愛らしさすら感じてしまう俊夫の姿が、単なるドロドロの不倫映画ではなく、どこかクスッと笑ってしまう。
映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は2021年9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開!
脚本・監督:堀江貴大
出演:黒木華、柄本佑/金子大地、奈緒/風吹ジュン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会