『遊星王子2021』の完成披露上映会が7月18日(日)に都内で行われ、日向野祥、織田奈那、若林司、河崎実監督が登壇した。

1基の宇宙船が地球に墜落してから200年後の日本。長い眠りから覚めたMP5星雲第四遊星の王子は、パン屋の娘・君子の前に突如現れ、絶体絶命のピンチから彼女を救った。パン屋に居候することになった遊星王子は、地球人と触れ合い、時にはトップアイドルと入れ替わったり、しつこく現れる宇宙からの侵略者・タルタン人から街を守ったり、地球生活を満喫していた―――ようにみえるが、墜落の衝撃で記憶の大部分を失くし、第四遊星へ戻るすべが分からずにいた。地球を守るヒーローとして一躍国民の人気者になった王子だったが、タルタン人によって王子の正体は「宇宙の破壊者」だと、日本中に暴露されることに…。果たして、遊星王子は正義の味方なのか?否、王子こそが侵略者なのか?地球の運命やいかに!?オリジナルの面影を残しつつも、アップデートされた本作で主演を務めるのは日向野祥。

本作でヒロインを演じた織田は「緊張したし、不安もたくさんあった」と振り返りつつ、有観客で行われた今回のイベントに「対面で接することができてうれしい」と観客からの大きな拍手などの反応に喜びを見せた。その織田は印象に残っているシーンについて「家族団らんのシーン」を挙げ、「ちゃぶ台を囲んで小さなテレビを見るのがいいなと思ってほっこりしました」と振り返った。

舟木康介と、話し方や笑い方などに特徴の多い遊星王子の二役を演じた日向野は「(舟木は)アイドルなのでグイグイいくタイプですけど、僕は真逆のタイプ」と明かし、一方で遊星王子についても「王子にいたっては完全に宇宙人なので…」とどちらのキャラクターも自身とはかけ離れたタイプであることを明かした。

大村君子とクローディア姫という二役を演じた織田は「君子は大学生で、私はその時現役の大学生だったのでやりやすかったと思います。割と自分に近かったと思います。ズバズバ言っちゃうところとか結構似てるのかなと思います」と自身との共通点を語った。

最後に日向野は「作品が出来上がるというのはうれしいことです。このご時世ですから、元気がより広がっていけばエンターテインメントの火も消えないと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

映画『遊星王子2021』は2021年8月27日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開!
監督:河崎実
出演:日向野祥/織田奈那、若林司、平優心、岩井志麻子/津沢彰秀、堀田眞三、小林さとし、鈴木秀人、なべやかん、ウクレレえいじ、小堀敏夫、町あかり、本橋信宏、三上丈晴、有村昆、大林素子(友情出演)、染谷俊之(特別出演)
西寺郷太(NONA REEVES)(特別出演)、吉田照美(特別出演)
配給:パル企画
©2021「遊星王子2021」製作委員会