『孤狼の血 LEVEL2』の完成披露プレミアイベント「孤狼祭 -コロフェス-」が7月20日(火)に都内で行われ、松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、斎藤工、早乙女太一、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎、白石和彌監督、原作者の柚月裕子が登壇、MCをケンドーコバヤシが務めた。

舞台は前作から3年後。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上章吾(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一の“その後”が描かれる映画完全オリジナルストーリー。日岡秀一役は前作から引き続き、松坂桃李が演じる。権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく…。

前作から3年後が舞台となっている本作だが、現実的にも3年が経過していることから「3年分の溜まっていた想いをぶつけたいと思いました」と撮影を振り返った松坂。前作の劇中で使用したライターを役所広司からもらったという松坂は「お守りのようにずっと持ってたんです」と笑顔を見せた。本作で共演する前に別の作品で松坂と共演した斎藤は「ライターを片時も離さずにもっていらして、松坂さんが背負っているものをひしひしと感じました」と頷いた。

一方で本作で初登場する鈴木は「日岡をどうやって追い込んでいくか、ずっと攻めの芝居だった。こんなに攻めてばかりの役は今までなかった」と明かした。そんな強烈なキャラクターに囲まれ、村上は「ついていくのに精いっぱい」と苦笑い。その村上演じる近田幸太の姉・真緒役の西野は「地毛をブリーチして」と撮影に臨んだことを明かし、「自分では新しい、見たことがないという新鮮さはありました」と自身の役どころを語った。

また、本作での“極悪人”ぶりに「演じるのはきつかった?楽しかった?」という質問が寄せられた鈴木は「きつい部分が大きかったです。削られていく部分もあるので。そこはこの役を演じる責任と言いますか、しょうがないところだと思って毎日演じていました」と振り返った。

最後に松坂は「観終わった後にすごいパワーをもらえる、エネルギーをもらえる作品です。たくさんの元気をもらって帰ってください」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

映画『孤狼の血 LEVEL2』は2021年8月20日(金)より公開!
監督:白石和彌
出演:松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、音尾琢真、早乙女太一、渋川清彦、毎熊克哉、筧美和子、青柳翔 斎藤工・中村梅雀・滝藤賢一、矢島健一、三宅弘城、宮崎美子、寺島進、宇梶剛士、かたせ梨乃、中村獅童、吉田鋼太郎
©2021「孤狼の血II」製作委員会