はやみねかおるの大人気小説シリーズ“マチトム”を実写映画化した『都会のトム&ソーヤ』の原作者・はやみねかおるが撮影現場を訪問した様子の写真と、キャストから原作者に贈られた寄せ書きの画像が公開された。
「都会(まち)のトム&ソーヤ」(講談社YA!ENTERTAINMENT刊)は、シリーズ累計190万部を超え、<マチトム>と呼ばれて愛読されている大人気の推理小説シリーズ。“究極のゲーム”を作るため、都会の様々な場所を舞台に凸凹中学生コンビが推理と冒険を繰り広げていく。平凡でどこでもいそうな中学二年生に見えるが、どんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つ内藤内人と、学校始まって以来の秀才と言われ、一大財閥“竜王グループ”の御曹司である竜王創也の対照的なタイプの二人が活躍するバディもの。主人公の内藤内人役の城桧吏は映画初主演。城桧吏演じる内藤内人とバディを組む相棒・竜王創也役に本作が俳優デビューとなる酒井大地。内人の好意に気付かず、創也に想いを寄せる同級生・堀越美晴には豊嶋花。監督は河合勇人。
今回、原作者のはやみねかおるが撮影現場を訪問したメイキング写真、さらにキャストからプレゼントされた寄せ書き画像が解禁された。2019年7月に行われたサイン会で自ら映画化を発表し、瞬く間に話題になった本作。映画化をはやみね自身も楽しみにしており、撮影現場も待望の訪問となった。撮影の空き時間も勉強の話などで和気あいあいとしたキャストの様子にはやみねは「とても仲良さそうやもんで、リアルに内人と創也と話してるみたいで、ぜんぜん違和感がなかったです」と城と酒井のバディ感を振り返る。
また、この日はサプライズでキャスト全員のはやみねへのメッセージを入れた寄せ書きがプレゼントされた。実はこの寄せ書きのイラストは、イラストを描くことが好きな美晴役の豊嶋が撮影の空き時間などを使って描いたもので、その上手さにはやみねも驚くばかり。そして、はやみねは本編で出てくる主人公・内人が住む街「際話井市」やリアルRPGゲームの<エリアZ>、原作では名前しかなかったキャラクターの苗字、劇中に出てくる架空の小説(栗井栄太メンバー鷲尾麗亜の執筆した小説)などのネーミングにも関わったり、小説17巻では「本作の撮影シーンをちょっとだけ書きました」と語るなど、本作品に対するその思いは本編で確認していただきたい。
作者のはやみねは元小学校教員。本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本を探すうちに、自ら物語を書き始めたという異色の経歴を持つ。「都会のトム&ソーヤ」シリーズについて、「冒険というのはいつでも、どこでも、誰でもできるものだということを子供たちに伝えたかった。自分が主人公たちと同世代の頃に遊んだ仲間たちへの想いも込められている」とかたり、多くのこどもたちに映画が届くことを願い、撮影現場を後にした。
映画『都会のトム&ソーヤ』は2021年7月30日(金)より全国で公開!
監督:河合勇人
出演:城桧吏/酒井大地、豊嶋花、渡邉心結、吉原徠地、山下森羅、りきまる、谷垣有唯/松本ししまる、松本大輝、松澤和輝、山本麗美/中川大志、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、森崎ウィン、本田翼、市原隼人
配給:イオンエンターテイメント
©2021マチトム製作委員会