豪華キャストで贈る感動のヒューマン医療大作『いのちの停車場』が第11回北京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされることが決定した。
都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家として「ディア・ペイシェント」(2018年刊行)などの作品を発表してきた南杏子が、今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死・安楽死などの医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族が描かれたその感涙の物語。主演・吉永小百合が在宅医療を行う医師役を演じ、その父親役に田中泯、在宅医療医師として働く「まほろば診療所」の院長・スタッフである西田敏行、松坂桃李、広瀬すずが、吉永が演じる咲和子を支える共演陣として出演する。
今回、本作が8月14日から21日まで開催される第11回北京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされることが決定した。北京国際映画祭は、上海国際映画祭と並ぶ中国最大級の国際映画祭で、毎年世界中からの多くの映画人が参加、国際交流の場としても重要な地位を占めている。先日、コンペティション部門「天壇賞」の審査委員長に、人気女優コン・リーが選ばれたことを発表し、中国国内外で大きな話題となっている。
今回の「天壇賞」を争うコンペティション部門には中国国内外から15作品がノミネートされ、日本映画では本作『いのちの停車場』のみ。その他にはフィンランド映画『Any Day Now』や アルゼンチン映画『A School in Cerro Hueso Trailer』、ロシア映画『A Siege Diary』、中国映画は『関于我媽的一切(All About My Mother)』などがノミネートされている。
さらに、日本では累計興行収入が951,418,820円(7月29日時点)となり、大台の10億円突破が確実となっている。
成島出(監督)コメント
この度、北京国際映画祭コンペティション部門にノミネート頂き、また中国の皆様に「いのちの停車場」をご覧いただけけるとのこと、大変嬉しく思っております。
本作はコロナ禍の大変な状況の中で、キャスト・スタッフが一丸となって作り上げました。
中国、そして世界の一人でも多くの方々に本作を通して“生きる希望”を感じていただけたら幸いです。
映画『いのちの停車場』は公開中!
監督:成島出
出演:吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、みなみらんぼう、泉谷しげる、石田ゆり子、田中泯、西田敏行
©2021「いのちの停車場」製作委員会