©SEIBU Lions


『鳩の撃退法』で主演を務める藤原竜也が、8月13日(金)にメットライフドームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦試合前のセレモニアルピッチイベントに登場した。

第157回直木賞受賞作『月の満ち欠け』など佐藤正午の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高い『鳩の撃退法』。原作では小説表現の臨界点を超えた、まさに先の読めないストーリーが展開される。映画化決定に「これ、どうやって映画化するの!?」「予告編観たけどめちゃくちゃ気になる!」と話題を呼んでいる。天才作家・津田伸一役を藤原竜也が演じるほか、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、豊川悦司ら豪華キャストが集結し、監督はTVドラマ「赤めだか」でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージックビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務める。

プロ野球の試合前イベントに出演するのは初となる藤原。あいにくの雨天により、投球練習無しでのぶっつけ本番という男気全開で臨んだ。場内アナウンスで呼び出されると、3塁ベンチから球団の公式マスコット、レオとライナを引き連れ、少し緊張した面持ちで登場。観客たちからの盛大な拍手で出迎えられた藤原。マウンドに立った感想を聞かれると「最高です。ここ近年で一番ハッピーです。念願が叶いました」と憧れの地に立てた気持ちを込めて、興奮気味に挨拶。

今回、西武ライオンズと映画のコラボポスターが実現した企画の一環で実施された本イベント。映画の見どころを聞かれると「小説家役の僕が書いて、同時進行で物語が進んでいく。とにかく謎解きが面白い作品なので、ぜひ衝撃のラストにも注目してほしいです!」と力強く作品をアピールした。

いよいよ投球の時間となり、バッターを務めるのは、映画のタイトルにちなんで「鳩」のコスチュームに身を包んだ公式マスコットのレオ。藤原はゆっくりとしたフォームで投げると、ボールは高めの放物線を描き、見事ノーバンで成功。会場からの温かな拍手に見送られ、マウンドを後にした。

終了後のマスコミ向けの囲み会見で、投球した感想を聞かれ、「届くか届かないかが問題ではなくて、憧れの地に立てたこと自体が嬉しかった。映画の宣伝を忘れてしまうほどで、個人的に遊びに来たような感覚でした(笑)幼少期に通っていた場所なので。さらに自分の作品を知っていただく機会にもなって、よかったです」と、登板の喜びをコメント。さらに「人生を間違えた。やっぱり目指すところは野球選手でしたね。役者じゃないなと思いました(笑) 」と、藤原節で笑いを誘った。

また、球場の雰囲気について、「本当に温かく迎え入れてくれた。長年ファンでいてよかったと思いました。やっぱり西武ライオンズですね」と、電車を乗り継いで足を運んでいたほどの“ライオンズ愛”を改めて強めたことを語った。

【提供写真】

映画『鳩の撃退法』は2021年8月27日(金)より全国で公開!
監督:タカハタ秀太
出演:藤原竜也、土屋太鳳/風間俊介、西野七瀬/佐津川愛美、桜井ユキ、柿澤勇人、駿河太郎、浜野謙太/岩松了/村上淳、坂井真紀、濱田岳、ミッキー・カーチス/リリー・フランキー/豊川悦司
配給:松竹
©2021「鳩の撃退法」製作委員会 ©佐藤正午/小学館