伊藤万理華主演×枝優花が監督・脚本を務めた最新短編映画『息をするように』の本ビジュアルと場面写真が解禁された。
本作は、映画『少女邂逅』のほかドラマ制作やアーティストのミュージックビデオ制作などを行う枝監督が、シンガーソングライター・Karin.の楽曲にインスパイアされ、乃木坂46の卒業生・伊藤万理華を主演に迎え手掛けたみずみずしい青春短編映画。アイデンティティも性自認も定かでない思春期の少年アキ(伊藤万理華)が、転校先で出会ったキイタ(小野寺晃良)と過ごすことで、心の奥に澱のように溜まっていた屈託を、静かに前向きに受け入れていく姿を描く。
主題歌はKarin.の「過去と未来の間」が用いられており、劇中の劇伴音楽もKarin.が自ら書き下ろし提供している。Karin.の音楽世界にも通じる「孤独」と「普遍」というテーマが、刹那的で美しい映像と解釈の余白を残したストーリーによって独自の世界観を紡いだ佳作となっている。
今回、本ビジュアルと場面写真の解禁と合わせて、いち早く本作を鑑賞した岩井俊二、モトーラ世理奈、人気アニメーターのloundrawからコメントが到着した。
岩井俊二
太陽と海が交差する瞬間をアルチュール・ランボオは「永遠」と表現した。
永遠のような瞬間が不意に訪れ、胸がいっぱいになる。張り裂けそうになる。
そんな瞬間を、枝優花は表現する。 「息をするように」と。
モトーラ世理奈(モデル・女優)
私も、大人になったら、分かるんだと思ってた。
いや、もうすでに大人になる前から分かってたんだ。
loundraw(イラストレーター・アニメーション監督)
普通などない現代で、自分だけの当たり前を見つけることがどれだけ困難で、苦しいか。
枝優花監督は、そんな思春期の一瞬を残酷に描きます。
ですが同時に、その奥には、大きな優しさが隠れているとも思うのです。
自分だけの当たり前を、大切にしていい。
同じ世代のクリエイターとして、とても勇気をもらう作品でした。
映画『息をするように』は2021年9月17日(土)よりユーロスペースにてレイトショー公開!
脚本・監督:枝優花
出演:伊藤万理華、小野寺晃良
配給:ブリッジヘッド
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