『マイ・ダディ』のジャパンプレミアイベントが8月23日(月)に都内で行われ、ムロツヨシ、奈緒、毎熊克哉、中田乃愛、永野宗典、主題歌を担当するカーリングシトーンズのリーダー・寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。
映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」2016年準グランプリ受賞作品。監督・共同脚本を務める映像作家の金井純一が2016年に開催された第2回TCPにおいて、総応募数422作品の中から準グランプリを受賞した企画。主人公・御堂一男を演じるのは、本作が映画初主演となるムロツヨシ。愛する娘を救おうと奔走する、お人好しで誠実な父親を演じる。その娘、ひかり役を期待の新星・中田乃愛が演じる。
今回映画初主演のムロは、劇中で中田と親子役を演じているが、演じるにあたっては「とにかく嫌われたくない。好かれるより、嫌われたくないという気持ちが先走った」と明かしつつ、緊急事態宣言の発出で撮影が延期されていた期間は「試験がんばってね」といったメールの交換を行い、さらにその際も「ずっと“お父さん”って呼んでくれるんです」と役作りを行っていたことを明かした。
ムロとは初共演で、ムロと夫婦役を演じた奈緒は「すごく楽しかったです(笑)思い出しました(笑)」と思わず笑いがこみ上げてくるほど楽しい撮影現場だったようで「思ってることを口に出す、全部自分で言うってことを含めて、だからこそ思っていることを言える。一体感がすごかったです。それはムロさんが作り上げていらっしゃったものだと思った」と振り返った。
「(ムロとは)長い付き合いなんです」という永野は、「孤独が似合う男だなと改めて思った。映画の中で孤立する姿が、嘘がなくて、たたずまいも真実みたいなものが印象付けられていた。役者としての振れ幅も感じたし、彼の生きざまこそが映画に反映されてた」と絶賛した。今回ムロとの共演が2回目という毎熊は「一回目とは全然違うムロさんを対峙して感じたので、いろんな面があるんだろうなと思ってワクワクしました」と前回の共演とは異なる関係性を振り返った。
主題歌を担当したカーリングシトーンズの寺岡は、撮影中から映像を見ながら楽曲を書き下ろしたと言い、「僕らしかできないようなラブソングになった」とコメント、これにムロは「本当に素晴らしかった。鳥肌が立った」と大絶賛した。
最後にムロは「25年かけてやった映画です。初主演は人生で一度だけです。素晴らしい映画を一人でも多くの方に映画館で見ていただきたいという気持ちはあるということだけお伝えさせてください。みなさん、ムロツヨシ、主演やりました!ありがとうございます。素晴らしい映画です」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
映画『マイ・ダディ』は2021年9月23日(木・祝)より全国で公開!
監督:金井純一
出演:ムロツヨシ、奈緒、毎熊克哉、中田乃愛、臼田あさ美、徳井健太(平成ノブシコブシ)、永野宗典、光石研
配給:イオンエンターテイメント
©2021「マイ・ダディ」製作委員会