田中圭、“オシャレ大臣”に任命されず「分かってました。ショックもないです」―『総理の夫』初日舞台挨拶

『総理の夫』の初日舞台挨拶が9月23日（木・祝）に丸の内TOEIで行われ、田中圭、中谷美紀、貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、河合勇人監督が登壇した。

原田マハの20万部超えのベストセラー小説「総理の夫 First Gentleman」を映画化した本作。近い将来の日本、42歳で史上最年少にして史上初の女性総理が誕生。鳥類学者であるその夫は、ある日突然総理となった妻を微力ながら支えようとするものの、史上初のファーストジェントルマンとして自らも担ぎ上げられてしまい順風満帆であった夫婦生活は結婚10年目にしてまさかの激変する―。主人公・“総理の夫”には田中圭、もうひとりの主人公・“史上初の女性総理”には、主演映画としては5年ぶりとなる中谷美紀。

イベントでは、“総理の夫・組閣会議”と題して、それぞれのポストに大臣を任命。最初に“やさしさ大臣”、河合監督を任命することで一致した田中と中谷。続けて、“オシャレ大臣”には、貫地谷、工藤、松井が中谷を任命するなど、チームワークの良さを発揮するキャストたち。特に、中谷については「大階段を下りてくるところがすさまじく美しくて、写真を撮ってもらいました」と明かす貫地谷。自身の母親が中谷のファンだという工藤は「その日、工藤家盛り上がりました」と話題になるほどだったという。

そんな中で、それぞれが中谷の名前を挙げていく間も常に決めポーズを披露していた田中には残念ながら1票も入らず。これに田中は「分かってました。ショックもないです」とコメントし、笑いを誘った。

さらに“オタク推進大臣”には「貫地谷さん」と答えた田中に、「いつもは田中圭さんとは意見が合わないんですけど、今日は珍しく一緒で貫地谷さん」と同じく貫地谷の名前を挙げた中谷。これに田中は「そんなに割れてました？」と笑いが止まらない様子だった。さらに松井も貫地谷の名前を挙げ「応援してくれたらすごいがんばれそう」と理由を答え、貫地谷は「いい日ですね、今日は」と笑顔を見せた。

最後に田中は「笑って、泣けて、温かくなれて、前向きにさせてくれる素敵な作品になったと自信を持っております」と本作をアピールし、プロモーション中の取材では「育児と仕事の両立の難しさを改めて思わされました。もっとできることがあるんじゃないかと考えるきっかけになりました。こういうエンタメから、少しずつ社会がもっとよくなっていくことも考えていただけるきっかけになったらうれしいですし、そういう感覚も僕たちも持っておかないといけないと思えました」とメッセージを送った。

【写真・文／編集部】