「ルパンの娘」待望の続編にして最終章となる『劇場版 ルパンの娘』の特別映像が解禁された。
代々泥棒一家である “Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の禁断の恋を描いた「ルパンの娘」。2015年8月に発売され、各書店の文庫売上1位を獲得しロングセラーとなっている横関大の同名小説を原作に、2019年7月よりフジテレビ系列にてドラマ1作目の放送がスタート。真剣に全力でふざけるキャストの好演や、泥棒スーツを身にまとった激しいアクションと独特なポージング、そしてミュージカル演出が話題を呼び、2020年にはドラマ2作目が放送。泥棒一家と警察一家に加え、新たに代々名探偵一家である北条家の娘・北条美雲(橋本環奈)が登場し、前作にも増した振り切った演出や大胆なパロディに進化を遂げた。シリーズを通じて、視聴者からの突っ込みがSNS上で飛び交い、中毒者が続出するなど話題に事欠かなかった「ルパンの娘」が、待望の続編にして、最終章となる劇場版として遂にこの秋帰ってくる。
今回、キャストが映画に込めた想いを語るメイキング映像が盛り沢山な特別映像が解禁された。ドラマシリーズから約2年、他の役を挟まずに主人公・華を演じ続けた深田恭子は「なかなかここまで長く演じさせていただける役はないので、すごく思い出深い作品になりました」と深田にとってルパンの娘が特別な作品であることを明かしている。そして、泥棒一家の娘・華(深田恭子)と禁断の恋を育んだ、警察一家の息子・和馬を演じた瀬戸康史は「本当に楽しい現場でした」と振り返り、とにかく毎回現場に行くのが楽しみだったという。撮影合間に談笑する深田と瀬戸の姿や、ダンスの練習をするLの一族のメイキング映像も映し出されており、2年間同じメンバーで作品に挑んだキャストの仲の良さが窺える。
ド派手な衣装を身に纏い、人一倍お宝好きな泥棒一家の美しすぎる母・悦子を演じた小沢真珠は「悦子を演じることで、(役者としての)新しい引き出しを開けていただいた」と、本作で振り切った演技に挑戦したことを振り返った。そしてドラマシーズン2からの参加、殺された祖父の仇をうつことに奮闘する、名探偵一家の娘・北条美雲を演じた橋本環奈の姿も。持ち前の高い推理力を発揮し、ある事件を推理をしている姿のメイキング映像とともに「美雲の真っ直ぐ進んでいく気持ちが映画の中で消化できた」コメントしている。果たして復讐に燃える美雲に訪れた、誰も予想しなかった感動の結末とは…。
泥棒一家の父・尊を演じた渡部篤郎は、長い役者人生の中でもルパンの娘が一番楽しい作品であったと明かし、劇場版のゲストとしてもう1人のLの一族・三雲玲を演じた観月ありさは「もっと演じたいと思いながらクランクアップを迎えてしまった」と振り返る。レギュラーキャストのみならず、豪華ゲストも名残惜しさを口にするほど、ルパンの娘の撮影は暖かく特別な現場だったようだ。「この映画で少しでも皆さんに笑顔になっていただけたら」と深田が語るように、世代を問わず見る人を笑顔にさせる、シリーズ最高傑作であり、集大成となる作品が完成した。
特別映像
『劇場版 ルパンの娘』は2021年10月15日(金)より全国で公開!
監督:武内英樹
出演:深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり(竹原芳子)/観月ありさ/岡田義徳、太田莉菜/藤岡弘、(特別出演)/市村正親、大貫勇輔、小畑乃々、マルシア、信太昌之、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会