2000年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールと主演女優賞に輝き全世界を震撼させた伝説の衝撃作『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が4Kデジタルリマスター版として12月10日(金)より公開されることが決定した。
本作は、デンマークが生んだ鬼才、ラース・フォン・トリアー監督がアイスランドの歌姫、ビョークを主演に迎え、驚異のコラボレーションが生み出した感動大作。過酷な運命に翻弄されながらも、自らの信念を貫き、愛する息子のために全てを投げ打つ主人公・セルマ。母の無償の愛、絶望を乗り越える生命の輝きを、ミュージカルの手法を導入し、斬新な映像で描いた本作。
2000年のカンヌ国際映画祭で最高賞<パルムドール>&主演女優賞の2冠に輝いたほか、第73回アカデミー賞主題歌賞ノミネート、第58回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞&最優秀主題歌賞にもノミネート果たし、その年の映画界を席巻した。2000年12月23日に日本で公開されると瞬く間に評判が広がり、興行収入24.2億円という大ヒットを記録。2022年6月に国内上映権利が終了するため、今回が日本最後の劇場ロードショーとなる。
今回、4Kデジタルリマスター版の新予告が解禁された。当時の予告制作を担当したディレクターもプロデュースに参加し、21年前の感動を見事に甦らせた。最新の技術で修復された4Kデジタルリマスター版では、手持ちカメラが主体で撮影された映像や、100台のデジタルカメラを設置して撮影した壮大なミュージカル・シーンの撮影手法の違いが鮮明に楽しめる。新予告で使われているのは本作の主題歌とも呼べる「アイヴ・シーン・イット・オール」。当時発売されたサントラ盤ではレディオヘッドのトム・ヨークがデュエットで参加し、大変話題になった曲だ。強烈な個性を放つビョークの魂の歌声は色褪せることなく、当時の衝撃が脳裏によみがえる。今回の上映が、劇場にて大音量でビョークの歌声を浴びることができる最後の貴重な機会となる。
予告編
ストーリー
チェコからアメリカにやってきたセルマは女手一つで息子を育てながら、工場で働いている。セルマを母のように見守る年上の親友キャシー、何かにつけ息子の面倒を観てくれる隣人ビル夫妻、セルマに静かに思いを寄せるジェフ。様々な愛に支えられながらもセルマには誰にも負えない悲しい秘密があった。病のために視力を失いつつあり、手術を受けない限り息子も同じ運命を辿るのだ。愛する息子に手術を受けさせたい懸命に働くセルマ。しかしある日、大事な手術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへ彼女を導いていく…。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版』は2021年12月10日(金)より新宿ピカデリー、12月24日(金)よりBunkamuraル・シネマにて限定上映ほか全国で順次公開!
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ビョーク
配給:松竹
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