歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』の特別映像が解禁された。

名匠リドリー・スコット監督が、マット・デイモンとベン・アフレックが24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化した本作は、史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)の、登場人物3人の視点で描く。マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして2019年にエミー賞主演女優賞を受賞した注目の演技派女優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー。“本当に裁かれるべきは一体誰なのか―”。

“決闘裁判”とは、一向に解決を見ない争いの決着を、命を賭けた決闘で決定するというもの。真実を知っているのは神だけであり、その神が“正しい者”を勝利へと導くと信じられ、中世ヨーロッパで正式な法手続きとして広く認められていた。本作は、14世紀フランスで実際に行われた“最後の決闘裁判”をモデルに、名匠リドリー・スコット監督が豪華キャストと共に作り上げた。

今回解禁された特別映像では、命をかけた決闘裁判に挑む騎士・カルージュ(マット・デイモン)と従騎士ル・グリ(アダム・ドライバー)の激しい決闘シーンや、手書きされた決闘シーンの絵コンテが登場し、彼らが決闘裁判に挑むことになるまでの、緊迫の裁判シーンが切り取られている。リドリー・スコット監督からマットに向けて「そこは憎しみを持つ瞬間だぞ」と演出を指示する貴重なメイキングシーンも映し出されている他、リドリー・スコット監督自らが、撮影の裏側をエスコートしてくれているかのような感覚を味わえる映像となっている。

併せて甲冑に身を包み、半分切り取られたヘルメットから前方を見据えるマット・デイモン演じるカルージュの場面写真が解禁された。史実によると、本来は顔を全て覆ってしまうヘルメットだったが、リドリー・スコット監督は、誰が誰に何をしているか分かるように、という部分を重視して、あえて前面を半分切り取ったヘルメットを映画用に用意したのだとか。

女性が声を上げることのできなかった時代に、裁判で闘うことを決断した勇気ある女性マルグリット(ジョディ・カマー)と、その夫であり、命をかけた決闘裁判に挑む騎士・カルージュ(マット・デイモン)、そして、疑いをかけられながら無実を主張し、決闘裁判に臨む従騎士ル・グリ(アダム・ドライバー)が、それぞれの視点で物語を展開する、3部構成が採用されている本作。

そんな脚本に惹かれたというリドリー・スコット監督は、視覚的な映像表現に対する優れた才能を称賛される監督の筆頭格であり、複数のカメラを使用して、360度全方向を撮影する手法で知られている。本作でもリドリー・スコットならではのこの特徴的な撮影方法を用い、生々しくも鮮烈なアクションと、見落とすことのできない繊細な映像表現で、息遣いや息を呑む声、響き合う甲冑の音、緊迫感に包まれた空気そのものを感じとれる、リアリティある圧巻の映像を作り上げた。映像内では、「ダイナミックさが肝心。馬が速く走る時も、落ちる時も、感情の変化も、予想外の展開でも…ダイナミックさを際立たせると静寂になる。静寂は強さだ」と、鬼気迫る圧巻の映像を作り上げる極意を明かしている。

特別映像

映画『最後の決闘裁判』は2021年10月15日(金)より全国で公開!
監督:リドリー・スコット
出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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