田中みな実 初主演映画『ずっと独身でいるつもり?』の予告編が解禁された。

「女子をこじらせて」の雨宮まみによるエッセイを「サプリ」のおかざき真里が漫画にした伝説的コミックを原作とする本作。主人公を演じるのは「M 愛すべき人がいて」での怪演ぶりが話題となり以降様々な作品で女性の本音をリアルに表現してきた田中みな実。初主演となる本作では、やりがいある仕事や暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を等身大で演じている。そんな彼女の心情を生々しく切り取り、鮮やかなエンタメに昇華させたのは、『おいしい家族』『君が世界のはじまり』をはじめ、一貫して「人と人のつながり」を描いてきた気鋭の監督・ふくだももこ。

今回、主人公のまみと、それぞれ違う環境に生きる3人の女性たちが自分にとっての幸せを探しながら、生きる姿を描いた予告編が解禁された。10年前に執筆したエッセイで一躍有名ライターとなった30代独身の主人公・本田まみ(田中みな実)が、「この年になると、ずっと一人で生きるのも、しんどいなぁって…」という言葉をこぼすところから始まる本映像。付き合っている彼氏から「結婚しよっか?」と言われるも、それが本当の幸せなのか悩むまみ。

そんなまみと同じ30代独身の由紀乃(市川実和子)も、“幸せは人それぞれでしょ?”と思うものの結婚という明確なゴールを捨てきれない。好きなコスメや服に囲まれギャラ飲みやパパ活の華やかな世界の中で、“可愛ければ、人生、余裕っしょ?”と思いながら生きる美穂(松村沙友理)。結婚し子供にも恵まれ、一見幸せな人生を送っているように見える彩佳(徳永えり)も、夫への共有できない想いが徐々に募っていく。

併せて、主題歌が新鋭女性アーティストにしなの『debbie(デビー)』に決定した。予告編では『debbie』の一部が使用されている。それぞれの環境で本当の幸せを探し続ける女性の“私たちには、敵が多すぎる“という叫びとともに、『debbie』が彼女たちの背中をそっと押す。彼氏から「いつもの笑ってるまみでいてよ」と言われ、「うるせえよ」と本音が溢れだすシーンや、「結婚したら寂しさは消えるんじゃねーのかよ」と由紀乃が自転車に乗りながら大声で叫ぶシーンを後押しする力強いサビが流れ、そのメロディーに彼女たちは一歩ずつ前進する。

予告編

にしな(主題歌)コメント

映画を観て、登場する女性たちの、嫌なことを言われても、賢く麗しく、笑って乗り越えていく姿に共感しました。何かを言われたときに、それに対して自分が思っていることをまっすぐ伝える正義もあるけど、戦い方はそれだけじゃない。もっとしたたかに、嘘をついてでもいいから、それを包み込んで花を咲かせたい……そう思って「儚く枯れ落ちる 刺のある花より密やかに 毒にまみれた春になりたい」という歌詞を書きました。エンドロールで曲が流れてきたときに、それまで自分が楽曲に対して感じていたものと、違う側面も感じる事ができ、世界が広がった様で嬉しかったです。

映画『ずっと独身でいるつもり?』は2021年11月19日(金)より全国で公開!
監督:ふくだももこ
出演:田中みな実、市川実和子、松村沙友理、徳永えり、稲葉友、松澤匠/山口紗弥加/藤井隆/橋爪淳/筒井真理子
配給:日活
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