『劇場版 ルパンの娘』の公開直前イベントが10月10日(日)に都内で行われ、深田恭子、瀬戸康史、小沢真珠、栗原類、小畑乃々が登壇した。
代々泥棒一家である “Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の禁断の恋を描いた「ルパンの娘」。2015年8月に発売され、各書店の文庫売上1位を獲得しロングセラーとなっている横関大の同名小説を原作に、2019年7月よりフジテレビ系列にてドラマ1作目の放送がスタート。真剣に全力でふざけるキャストの好演や、泥棒スーツを身にまとった激しいアクションと独特なポージング、そしてミュージカル演出が話題を呼び、2020年にはドラマ2作目が放送。泥棒一家と警察一家に加え、新たに代々名探偵一家である北条家の娘・北条美雲(橋本環奈)が登場し、前作にも増した振り切った演出や大胆なパロディに進化を遂げた。シリーズを通じて、視聴者からの突っ込みがSNS上で飛び交い、中毒者が続出するなど話題に事欠かなかった「ルパンの娘」が、待望の続編にして、最終章となる劇場版として遂にこの秋帰ってくる。
テレビシリーズ2作を経ての劇場版に「さらにスケールアップしています。完成した映画が想像つかないような、こんな風になってたんだというようなシーンもありました」と実際に見た感想を語った深田。“すでに2回見た”という瀬戸は「3Dじゃないのに飛び出してくる感じがしました(笑)五感楽しむような」と本作の完成度に期待を持たせた。
また、「いろんなオマージュのシーン。あとアクションシーン」と見どころを挙げる深田だが、そういったシーンの撮影でも「みんなでチームワークで作り上げていった」と改めて雰囲気の良さをうかがわせた。
本作ではアクションシーンも見どころの一つだが「瀬戸さんのアクションが素晴らしかった」という深田に、「“Lの一族”のアクションと、(自身が演じる)和馬のアクションはちょっと違いがある」と明かす瀬戸は「“Lの一族”はきれいじゃないといけないところがあるのですが、僕はどちらかというと必死さが一番大事」と明かした。そんなボディスーツを着てのアクションシーンでは苦労もあったようで「適した季節がない」と明かす深田。さらにそのボディスーツも「暑い季節も、寒い季節も、どの季節もあれを着てやりきったので結構年季が入ってますね。あまり近くでは見せられない」と明かした。
続けて作品の内容にちなんで“共演者から盗みたいものは?”という質問に、深田は「(小畑)乃々ちゃんになりたいです。乃々ちゃんのすべてを盗みたい」と笑顔で答えた。その小畑から、イベントが行われたこの日10月10日が「てんとう虫3号の日」として正式に日本記念日協会に登録されたことが発表された。シリーズを通して登場する“てんとう虫”。劇場版でもてんとう虫の装飾を施した車「てんとう虫3号」が活躍している。
“幸せを運ぶ”というてんとう虫だが、深田は「こういうチームワークはなかなかすぐに出来るものではないですし、1年かけて、2年かけて劇場版があって絆を作れたので、幸せを運んできてくれた作品」と本作について語った。
【写真・文/編集部】
『劇場版 ルパンの娘』は2021年10月15日(金)より全国で公開!
監督:武内英樹
出演:深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり(竹原芳子)/観月ありさ/岡田義徳、太田莉菜/藤岡弘、(特別出演)/市村正親、大貫勇輔、小畑乃々、マルシア、信太昌之、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎
©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会