歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』の場面写真が解禁された。
名匠リドリー・スコット監督が、マット・デイモンとベン・アフレックが24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化した本作は、史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)の、登場人物3人の視点で描く。マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして2019年にエミー賞主演女優賞を受賞した注目の演技派女優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー。“本当に裁かれるべきは一体誰なのか―”。
24年前、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で本作同様に共同脚本を手掛け、第70回アカデミー賞脚本賞受賞を果たしたマット・デイモンとベン・アフレック。下積み時代を経て、長年の親友同士である2人は着実にスターとしての階段を駆け上がり、映画界にとってなくてはならない、演技派俳優として名を馳せてきた。
本作では、日本が誇る黒澤明監督の『羅生門』から影響を受け、親友同士の2人が24年ぶりに共同脚に挑んだことも話題のひとつ。いまだ歴史家たち間で物議を醸すフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者マルグリット(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫カルージュ(マット・デイモン)、訴えられた容疑者ル・グリ(アダム・ドライバー)の、登場人物3人の視点で、一つの事象を描く3部構成となっているのが最大の特徴だ。
そんな本作で2人が演じるのは、プライベートとは真逆の因縁あふれる役どころ。マット・デイモン演じる騎士カルージュの主君であり、王の従兄として絶大な権力を持つピエール伯を演じたのがベン・アフレック。女好きで常にワインを手にし、お気に入りのアダム・ドライバー演じる従騎士、ル・グリを依怙贔屓。カルージュが得るはずだった土地の所有権をル・グリへの報酬として贈呈したり、カルージュが父から受け継ぐはずだった長官職をも、ル・グリに任命してしまうという横暴ぶりを披露し、カルージュとは常に因縁を抱える役どころだ。
そんなピエール伯に対し、マット・デイモン演じるカルージュは、戦場における勇気と技量で他者から尊敬されてきたものの、頑固で無骨な軍人気質で、女遊びも激しく、軽薄なピエール伯とは反りが合わない。立て続けにル・グリに肩入れするピエール伯に怒り心頭で、騎士として主君に忠誠を誓いながら、あまりの処遇に王宮へ直談判するほどの仲違いを起こしてしまう。現実世界では同じ夢に向かって切磋琢磨してきた親友同士でありながら、劇中で火花を散らす、熾烈な関係性のキャラクターとなっている。
さらに本作では、マットとベンの2人とも、めずらしい金髪を披露しており、今回は2人の姿を捉えた場面写真が公開された。ヴェネチア国際映画祭では、ベン・アフレックが自身の金髪姿に対して「僕はブロンドのカツラをかぶりました(笑)」とコメントする一幕も。24年ぶりに共同脚本に挑んだ2人の熱き想いと、演技派の2人が劇中で火花を散らす姿は必見だ。
映画『最後の決闘裁判』は2021年10月15日(金)より全国で公開!
監督:リドリー・スコット
出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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