歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』の本編冒頭映像が解禁された。
名匠リドリー・スコット監督が、マット・デイモンとベン・アフレックが24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化した本作は、史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)の、登場人物3人の視点で描く。マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして2019年にエミー賞主演女優賞を受賞した注目の演技派女優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー。“本当に裁かれるべきは一体誰なのか―”。
今回解禁された本編映像は、マット・デイモン演じる騎士カルージュと、アダム・ドライバー演じる従騎士ジャック・ル・グリが名誉や地位を守るため命を賭けた決闘裁判に挑む、厳粛で緊張感あふれる冒頭映像5分。決闘裁判を一目見ようとフランス中から野次馬が押し寄せ、場内に入りきらない人々が沿道を覆いつくし騒然とする会場には、第4代国王・シャルル6世や、ル・グリを寵愛しているベン・アフレック演じるアランソン伯爵ピエール、両者の家族や親戚、友人たちが勢ぞろいし、固唾をのんで彼らの登場を待ち受ける。
鎖帷子の長袖とスカート、皮の胴着とクローク、そして皮のキャップ帽に鎖帷子のフード、ヘルメット、ガントレットという総量30キロ近い甲冑を纏い、闘志をみなぎらせながら粛々と準備を進めるカルージュとル・グリ、さらにカルージュが戦いに敗れた瞬間に偽証の罪で火あぶりの刑を受けるジョディ・カマー演じるマルグリットが黒いドレスに身を包み、意を決して絞首台に上り、戦いの行方を見守る様子が描かれる。「決闘者どちらも馬上か徒歩で戦うこと。その者が好む武器 防具を用いてよい」という宣言の下、自らが選んだ武器を持ち「行け!行け!行け!」という合図とともに激しくぶつかりあい世紀の戦いの幕が上がる。
実話に基づいたこの戦いを再現するために用意された武器は、槍、長いソード、短いソード、短剣、そして斧。カルージュの短剣が、兵士としての彼の評判にふさわしい素朴なものである一方、ル・グリの長いソードは、彼の性格を反映して相手の物よりも派手なものになっている。
各武器のカット、彫刻、鋳造、縫い合わせ、すべてが手作業で行われた。決闘の最中にふたりが防御用に使う盾も、決闘中に被る損傷を何テイクも撮影する必要があるため、アップのカメラ撮影用や、いつも同じ場所で壊れるようにデザインされたブレイクアウェイ版、戦闘の各パートにおいてそれぞれ使う異なるバージョンの盾も用意された。どの盾にも、装甲の上に着る刺繍つきのコートと合致する家門の紋章がペイントされている。最終的に50以上の異なる盾、1000以上の武器ピース、40以上のブレイクアウェイ盾、そして150以上のブレイクアウェイのランス槍が用意された。
複数のカメラですべてのアクションが画面を2つの部分に分割した構成で捉える、リドリー・スコット監督の特徴的な撮影法で撮影された大迫力の決闘シーンは、視覚ビジュアルにおける才能とシネマティックな目利きを持つ映画監督として称賛されるリドリー・スコットの真骨頂。まるでこの決闘裁判を目の前で目撃しているかのような感覚を覚えるほどの臨場感あふれる決闘の行方は劇場にて―。
本編冒頭映像
映画『最後の決闘裁判』は2021年10月15日(金)より全国で公開!
監督:リドリー・スコット
出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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