ウィル・スミス主演の実写映画『ブライト』のスピンオフアニメNetflix映画『ブライト:サムライソウル』のスペシャルメイキング映像が解禁された。

幕末の日本を舞台に、浪人のイゾウ、オークのライデン、エルフの少女ソーニャの3人が運命的に出会い、最凶の敵と対峙し試練を乗り越えていく物語。キャストには、狂言師として活躍し声優に初挑戦する野村裕基、平川大輔、若山詩音をはじめ、野村と同じく声優初挑戦の世界的アーティストMIYAVI、実力派声優の坂本真綾、津田健次郎、茶風林、宮野真守、鈴村健一ら、豪華なメンバーが集結。イシグロキョウヘイ監督がこだわった、新版画からインスピレーションを得た映像表現と3DCGの技術と重なり合った新感覚のアニメーションとしても話題になっている。

今回、本作のスペシャルメイキング映像が解禁された。映像では、”新感覚アニメーション”と言われている本作の制作過程を公開。物語冒頭の舞台となっている京都については、イシグロが「京都の街を全部作っている。黒澤明監督みたいなもので、引き出しの中にも薬を全部入れている、というような。どこにカメラを振っても大丈夫なようになっている点に、(制作会社の)アレクトのスタッフの根性を見た」と話すように、イシグロも驚愕の”京都の町まるごと再現”が行わていた。アレクトのCGスーパーバイザー安保英樹は「モーションキャプチャのアクターさんの演技ありきというところをベースに進めていたため、監督がカメラを決めやすいようにモデルを全体的に広く作っておかないといけない点が少し苦労した」とモデルづくりについて明かしている。

また、イシグロ監督は「Netflixは全世界に向けて作品を作っているから、この作品を日本で作る意味について意識し、日本の歴史を辿ることに合点がいった」と本作の舞台や物語が持つ意味について話しており、京都の夜の街、住まう人々の姿、合戦、楼閣の調度品など細部まで作り込んでいく過程も映し出されており、鮮やかな色彩で表現されている世界観を楽しみたい。

そして、本作で声優初挑戦となったイゾウ役の野村裕基、コウケツ役のMIYAVIのコメントも公開。野村は「人類以外の生物たちと人間が共存していく中で、明治維新の中での剣士というものがどうあるべきか、考えさせるような作品」、MIYAVIは「(演じたコウケツは)争いの元になる人物。僕の解釈では、金や権力に魅せられて心奪われた存在。エンターテイメント作品でもあるし、素晴らしいアート作品でもあるので、是非楽しんでほしい」と作品や自分が演じるキャラクターに対するメッセージを寄せている。

スペシャルメイキング映像

イシグロキョウヘイ監督

Netflix映画『ブライト:サムライソウル』は2021年10月12日(火)よりNetflixにて全世界独占配信!
監督:イシグロキョウヘイ
声の出演:野村裕基、平川大輔、若山詩音、MIYAVI、坂本真綾、津田健次郎、茶風林、宮野真守、鈴村健一
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