凶悪な殺人鬼による忌まわしき都市伝説を描いたカルトホラー映画『キャンディマン』の特別映像が解禁された。

舞台は、シカゴに現存した公営住宅地区。その界隈では、鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なフックになった殺人鬼に体を切り裂かれるという都市伝説が語り継がれていた。老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年経ち、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人から、その都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。アンソニーは恐ろしい過去への扉を開いてしまった……。

今回解禁された特別映像では、製作&脚本を務めたジョーダン・ピールやニア・ダコスタ監督、主演のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、テヨナ・パリスらスタッフ・キャスト陣がキャンディマンを一言で表現していく。ある男性がキャンディマンに襲われ、悲鳴を上げるインパクトたっぷりの本編シーンに続いて、発せられた言葉は「すごく怖い」、「恐ろしい」、「気味悪い」といったホラー作品のイメージを代表するような内容。

続いて「報復」、「人種差別」、「語り」とキャンディマンらしいワードが加わり、さらには「スマート」「野心」「華麗」と意外な言葉も飛び出し、最後はジョーダン・ピールが「都市伝説の守護聖人」と締めくくる映像となっている。ホラーワード以外にも様々な要素が散りばめられている本映像だが、冒頭でウィリアムが「キャンディマン探しだ」と語るように、果たしてどんなキャンディマンの物語が描かれるのか、様々な期待の膨らむ映像となっている。

劇中では言葉以外にも実際にキャンディマンの姿がチラリと映る場面が多々あり、併せて到着した場面写真には、鏡に写ったアンソニーが映し出され、その後ろには美術評論家のフィンリーがこちらを見つめている様子も。一見、2人だけの姿が写っているようにみえる本カットだが、よく目を凝らすと、2人のさらに奥の扉にキャンディマンの姿が…。その名を5回唱えた者の周囲に姿を現し、確実に殺しにかかるキャンディマンだが、本シーン以外にも5回唱えた者の登場シーンを注意深く見ればキャンディマンを見つける事ができるかも…。

特別映像

『キャンディマン』は全国で公開中!
監督:ニア・ダコスタ
出演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、テヨナ・パリス、ヴァネッサ・ウィリアムズ
配給:東宝東和
© 2021 Universal Pictures