本屋大賞受賞のベストセラーを映画化した『そして、バトンは渡された』のキャラクター動画3種類が解禁された。
血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった高校生、森宮優子はわけあって料理上手な義理の父親・森宮壮介と二人暮らしをしている。今は卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんには愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日、娘を残して姿を消してしまう―。やがて2つの物語が交差するとき、驚きと感動が訪れる。主人公優子を永野芽郁、優子の血の繋がらない父親・森宮を田中圭、自由奔放に生きる魔性の女性・梨花を石原さとみが演じる。
今回、血の繋がらない父と2人で暮らす優子(永野芽郁)、そんな優子を育てる森宮さん(田中圭)、自由奔放なシングルマザーの梨花(石原さとみ)、ある秘密を抱えながら生きる2つの親子の軌跡に迫るキャラクター動画3本が一挙解禁された。
「優子編」は、主人公・森宮優子が料理上手な父・森宮さんと一緒にキッチンに立ち、お互いの料理を褒め合う和やかな映像から始まる。思春期の高校生時代には森宮さんの今後を心配する素振りをみせる一方で控えめに反抗してみたり、同級生の早瀬くん(岡田健史)に対し、淡い想いを抱いている様子も映し出されていく。やがて大人になり、一度は離れ離れになった早瀬くんと運命的に再会した優子はひょんなことから“親巡りの旅”に彼を付き合わせようとする。そして、優子のもとに届く1通の手紙を手にしたとき、彼女はある秘密を知ることに―。涙を流しながらも、「こういうときこそ笑わなきゃ。」と笑顔を見せる姿、優子のモットーでもあるその言葉が印象的となっている。
「森宮さん編」では、「弁当っていうのは親の愛情を表現できる最高のキャンバスだろ?」というセリフとともに、色鮮やかでバランスの取れた可愛らしいお弁当を作るエプロン姿の森宮さんが登場。誇らしげな森宮さんの一方で、優子はキャラ弁のようなお弁当に少々恥ずかしそうな様子…。さらに優子の同級生の早瀬くんが自宅に遊びに来た時も、「もし優子ちゃんが病気になったら運転して病院連れて行かなきゃいけないから、二十歳になるまでは禁酒って決めたの。」と話すほど、森宮さんの行動の一つ一つはすべて娘である優子を思う気持ちからということが伝わる。しかし、娘のためなら何でもすると心に決めた森宮さんも、優子には言えないある秘密を抱えていた…。そして映像のラストの「誰かを幸せに出来る人になりたいの。森宮さんみたいにさ。」と穏やかに話す優子の表情からは、森宮さんと過ごす日々の中で間違いなく目いっぱいの愛情を注がれてきたこと、森宮さんなりの葛藤の中で築き上げてきた親子の深い繋がりをうかがい知ることが出来る。
「梨花編」では、梨花とみぃたん(稲垣来泉)の初めての出会いと、華やかなウェディングドレスとともに幸せな笑顔を見せあう水戸家3人の結婚式から描かれる。ほどなくしてシングルマザーとなった梨花は、みぃたんと2人で暮らすようになるが、「みぃたんもピアノ習いたいな」という娘の一言で一念発起。目的のためには手段を選ばない彼女は、愛する娘のために婚活パーティーに繰り出し、なんとグランドピアノを持つ年の離れた泉ヶ原さん(市村正親)と結婚する。そして、「ママは何歳まで生きるの?」というみぃたんの無邪気な質問に対し、どこか決意をにじませたような声色で「大丈夫だよ」と笑顔で答えるが、後半は一転して「ごめんね、みぃたん」と力なく娘を抱き寄せる梨花。梨花にもまた、みぃたんについた決してばれてはいけない嘘があったー。みぃみぃ泣いているみぃたんに、「笑っていれば、いろんなラッキーが転がり込むの」と声をかける梨花からは魔性の女とは違った一面が垣間見える。
キャラクター動画「優子編」
キャラクター動画「森宮さん編」
キャラクター動画「梨花編」
映画『そして、バトンは渡された』は2021年10月29日(金)より全国で公開!
監督:前田哲
出演:永野芽郁、田中圭、岡田健史、稲垣来泉、朝比奈彩、安藤裕子、戸田菜穂、木野花/石原さとみ/大森南朋、市村正親
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会