ヴィンチェンゾ・ナタリ監督による「CUBE」を菅田将暉主演でリメイクした映画『CUBE 一度入ったら、最後』の菅田将暉×星野源<SP対談映像>が解禁された。
今なお全世界でカルト的人気を誇るヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画『CUBE』(1997)。20年以上の時を経て世界初公認リメイクとなった本作は、今なお語り継がれる衝撃的な設定をそのままに、原作をリスペクトしたスリリングで緊迫感みなぎる要素を緻密に張り巡らせた<完全オリジナルストーリー>を展開。主演の菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃い。謎の立方体「CUBE」を舞台に、ヴィンチェンゾ・ナタリ自身もクリエイティブ協力で参加し、作品クオリティの底上げを図った劇薬系密室エンタテインメント。
星野源が書き下ろした本作の主題歌「Cube」は、SNSでも「聴けば聴くほどクセになる!」、「この曲から抜け出せない!」など超話題になっている。先日公開されたMVは192万回再生を突破(10月29日時点)するなど注目を集めている。映画公開直前には、主演の菅田将暉と星野源がお互いのレギュラーラジオ「オールナイトニッポン」に出演し合い軽快なトークを繰り広げていたが、今回は、そんな2人が本作、そして主題歌、さらには菅田がゲスト出演を果たしたMV撮影の舞台裏を存分に語らう<スペシャル対談>が実現した。
主題歌を聴いた時の感想について、菅田は「CUBEの中にいようと外にいようと絶望は変わらない。そこが苦しくもあり、面白いところ。それに改めて気づいて、映画を観た時に、まさにそれを体現している歌が最後に流れてきた。皆が同じ絶望だと思うと、ちょっと希望にみえる感じ。救われた感じがあった」と、映画の最後に、星野の主題歌から希望をもらったと熱弁。
一方で星野は、映画『CUBE 一度入ったら、最後』という作品について「CUBEの中は現代社会の縮図。中にいるときは外に救いがあるんじゃないかと、希望を見出そうとする。でも、必ずしもそうではないというのがCUBEの面白いところ。それを映画を観て感じたので、そういう歌を作りました」と、作曲秘話を語った。
また、これまでも星野の数々の楽曲で振付を担当してきた演出振付家・MIKIKOが、今回初めてディレクションを手掛けた。その独創的な世界観のMUSIC VIDEOも話題となっているが、MVについて菅田は「現場にいたけど何がどう入れ替わって、動いて、何があるか分からなかった。不思議な映像で面白かった」とその感想を語った。また、MVを撮影したセットについては「是非あれを展示してほしい。映画のセットよりデカい!映画よりも大人数出てるし」と驚きを伝えると、これには星野も「それ色んな取材で言ってるよね!」と爆笑する一幕も。
星野は、自身が希望したという菅田のゲスト出演シーンについて「少しの時間なんだけど、ものすごい印象を残して去っていく」と、振り返り、去り際に手を振るという演出も星野の案だそうで「不思議の国のアリスのウサギのイメージ。迷い込ませて去っていく」とのこと。これを受けて菅田は、星野のことを「この人は監督だ」と絶賛。恐怖と絶望に押し潰されそうな6人の物語、それを見届けた後に聴く主題歌を深掘りした2人。まだ映画を観ていない人も、これから映画を観る人も、この対談動画を見れば、映画をさらに深く楽しめること間違いない。
菅田将暉×星野源<SP対談映像>
映画『CUBE 一度入ったら、最後』は2021年10月22日(金)より全国で公開!
監督:清水康彦
出演:菅田将暉、杏、岡田将生、柄本時生、田代輝、山時聡真、斎藤工/吉田鋼太郎
配給:松竹
©2021「CUBE」製作委員会