乱反射する少女の愛憎エンターテイメント『ひらいて』のインタビュー映像が解禁された。
女性から圧倒的な支持を得る芥川賞作家・綿矢りさが、高校生による禁断の三角関係を描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった小説「ひらいて」を、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督・首藤凜が脚本・監督を務めて映画化。恐れを知らない女子高生の熱い恋心が、勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられる、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描き、いかなる恋愛映画も及ばなかった境地に行き着く、青春映画の系譜を飛び越えた本作。主人公の女子高生・木村愛役を山田杏奈が演じる。
今回 山田杏奈、作間龍斗、芋生悠、首藤凜監督、さらに原作者・綿矢りさの5人のキャスト・スタッフのインタビュー映像が一挙解禁された。撮影当初から、自らが演じる愛の傲慢で利己的な人格について理解できないと話していた山田は「愛のパワフルさというか、暴力性みたいなものに圧倒されてしまった。10代の時のヒリヒリした感じ、自分でも訳わからないまま行動するみたいな感じがすごく伝わってきました」と脚本を読んだ最初の印象を語る。さらに、たとえ役の作間について「届きそうで届かない雰囲気があった」と、役と重なる印象を明かしている。
また、本作で本格的な映画出演が初となった作間は、劇中での愛との関係性について「自分の人生でも怒る事があまりないので、“人生初怒り”で怒り方がわからなかった」と撮影中の苦労について語っている。そんな作間の芝居について、想像していたたとえより優しいたとえになったと話す首藤監督。さらに、劇中のでたとえの立ち振る舞いについては「私が演出しようと思ってもできなかったと思う」と、作間本人の中から滲み出るたとえらしさを明かすエピソードも。
美雪役の芋生のじっくり時間をかけて臨んだ丁寧な役作り、原作者の綿矢が楽しめたと語る、原作にはない映画ならではのポイントも。SNSで「愛と自分を重ねてしまう」と共感する声や「感情揺さぶられすぎて眠れない」「こわい…けど美しい」と話題沸騰の本作。本作の魅力を改めて感じることができるインタビュー映像となっている。
インタビュー映像(山田杏奈)
インタビュー映像(作間龍斗)
インタビュー映像(芋生悠)
インタビュー映像(首藤凜監督)
インタビュー映像(綿矢りさ)
『ひらいて』は全国で公開中!
監督・脚本:首藤凜
出演:山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、芋生悠、山本浩司、河井青葉、木下あかり、板谷由夏、田中美佐子、萩原聖人
配給:ショウゲート
©綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会