Netflixのラインナップイベント『Netflix Festival Japan 2021』が11月10日(水)に都内で行われ、Netflix映画『浅草キッド』の大泉洋、柳楽優弥、劇団ひとり監督が登壇した。
Netflixは、11月9日(火)・10日(水)の2日間にわたり、『Netflix Festival Japan 2021』と題し、アニメ作品、日本実写作品、海外作品などバラエティ豊かなラインナップイベントを開催。9日の<アニメDay>に引き続き、2日目の10日は<ライブアクションDay>が行われた。
芸人としてだけではなく、俳優、絵画などその才能は多岐にわたり、映画監督・北野武としては“世界のキタノ”と呼ばれ、まさに“唯一無二の天才”であるビートたけし。『浅草キッド』は、原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描く。舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたたけし。当時、独特な指導で、舞台上だけでなく日常生活においても芸人たる心構えを求めた深見は、東八郎、萩本欽一といった大人気芸人を育てあげていた。その深見の元、たけしは芸人としての成功を夢見て“笑い”の修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。厳しさと愛情に溢れる師匠との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマ。
本作ではビートたけし役を演じる柳楽だが、その役作りには苦労もあったようで「プレッシャー、怖さもありました」といい、「準備段階として、タップダンスを習わなきゃいけなかったり、たけしさんの癖を自然に演じなきゃいけない」ということで、「松村(邦洋)さんに指導していただいた」という。しかし、そんな中でも柳楽は「僕よりも監督が背負っているのかと思ったらついていこうと思った」と監督を務めた劇団ひとりへの信頼を寄せていたことを明かした。
また、大泉が「(劇中で)キーになる『バカヤロー』は相当撮った」と話題を振ると、「(大泉と柳楽の)2人合わせたら20~30はいった」と明かし、さらに「途中からよく分かっていなかった(笑)」と笑う劇団ひとり。しかし、何度もテイクを重ねた理由については「いろんなニュアンスを出してくれるから、もっと見たいってなっちゃうんです。その中から一番いいテイクを使わせていただきました」とコメントした。
さらに、本作がNetflixにて全世界190の国と地域で配信されることについて劇団ひとりは「世界配信ってわかっていたけど、190って言われるとちょっとビビっちゃいますね。どれくらい世界の人々に伝わるか非常に楽しみです。内容的には『イカゲーム』に近いんで。そっくりだし」と、同じくNetflixのヒット作の名前を挙げると、大泉からは「卑劣な手段で見せるのやめましょう(笑)」とツッコミを入れるなど盛り上げた。
【写真・文/編集部】
Netflix映画『浅草キッド』は2021年12月9日(木)より全世界独占配信!