Netflixのラインナップイベント『Netflix Festival Japan 2021』が11月10日(水)に都内で行われ、Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の森山未來、伊藤沙莉、森義仁監督が登壇した。

Netflixは、11月9日(火)・10日(水)の2日間にわたり、『Netflix Festival Japan 2021』と題し、アニメ作品、日本実写作品、海外作品などバラエティ豊かなラインナップイベントを開催。9日の<アニメDay>に引き続き、2日目の10日は<ライブアクションDay>が行われた。

2016年に初版発行されて以来、世代を超えて共感の声が広まり続けている『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)は、作家・燃え殻によるデビュー作。ウェブメディアの連載やSNS上で大きく話題を呼び、あいみょんを始め、糸井重里、小沢一敬、会田誠、吉岡里帆、EXITの兼近大樹といった様々なジャンルのクリエイターや著名人から悶絶する程に絶賛され、誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10代や20代からは時代を超えて感情に訴える“エモさ”で話題を呼び、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアター、渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を魅了し続けている。

「25年間を主人公の目線を通して、その時代に出会う女性だったり、友人だったり、仕事だったりで紡がれていく」という本作だが、1995年から2020年という期間に起きた出来事を描きつつも「(森山演じる)佐藤の日常は淡々と紡がれていく」といい、演じるうえでも「人と出会ったり、物事と出会うことで自分の価値観は変化したり続いていきますけど、10代だから、20代だから、30代だからということで何か自分の中で大きく変化しているかというとそうでもないなというのが自分の中であるので。演じ分けるというのは意識しなかったです」と振り返った森山。

一方で1994年生まれの伊藤にとっては自身が歩んでいない時代を描いていることになるが「人と人がつながる方法だったり、いろんなことが便利になったりして変わってきてはいるけど、起きていることとか、その年の頃に思うこととか、その年の子がする恋愛だったりとかそういうところは意外と時代とかは根本はそこまで変わらないと思っていて。この映画の魅力的だと思うところは、普遍的なことがしっかりと人生として描かれているから素敵だと思う」と語った。

その伊藤にとっての“青春エピソード”を聞かれると「ちょっと強気なところはあったと思います。売られた喧嘩は買いがち。若さゆえだったのかなというのはありますね」と答え、これには登壇者や会場からも笑いが起こった。

最後に森山は「25年の中で変わらず人と関わりたい、出会いたいという欲求が普遍的に流れ続ける映画なので、老若男女、世代を超えて楽しんでいただける作品です」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は全世界独占配信中!