『アイの歌声を聴かせて』の公開記念舞台挨拶が11月11日(木)にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、興津和幸、小松未可子、日野聡、吉浦康裕監督が登壇した。
吉浦康裕が原作・監督・脚本を務める本作では、大河内一楼が共同脚本を手掛け、漫画家・紀伊カンナがキャラクター原案を担当。さらにJ.C.STAFFがアニメーション制作、島村秀一が総作画監督を務め、高橋諒が音楽を担当する。ボイスキャストには、土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加に加え、興津和幸、小松未可子、日野聡が名を連ねる。学力優秀でスポーツ万能な転校生・シオン役を土屋太鳳、シオンが転校してきたクラスのクラスメイト・サトミ役を福原遥、サトミの幼馴染で電子工作部に所属している研究者顔負けの機械マニアを工藤阿須加が演じる。
今回の舞台挨拶には、クラスの人気者のゴッちゃん役の興津和幸、ゴッちゃんの彼女で活発なアヤ役の小松未可子、柔道部員サンダー役の日野聡、そして本作の監督を務めた吉浦康裕登壇が登壇。今日が誕生日の小松は、興津から唐突に「誕生日おめでとうございます!!」と祝われ、会場からは溢れんばかりの拍手が寄せられ、小松は驚きつつも「今日の主役は私です!」と嬉しそうにコメントし、和気あいあいとスタートした。
公開から2週間が経つ本作だが、周りからの反響について日野は「見てくださった皆様の反響が大きく、最高だったという感想が多くありました!この作品に参加できてよかった!」と熱く語った。興津は「初日舞台挨拶のコメントがYahoo!ニュースになって友達から連絡あり、思っていたより遥かに面白かったよ!という声が多かったのでうれしい限り」と語り、観客で満杯の会場をみて「楽しかったですか?」と投げかける場面も。小松は「同業の方からも評判が良い。自ら映画館に足を運んで、いろんな視点で伏線を回収しに行く方が多く見受けられ、じわじわアイ歌の素晴らしさが浸透していっていて嬉しい。アイ歌きっかけで久しぶりに劇場に足を運んでくれる方もいるとのことで、感情を共有できる映画館って最高だな!と改めて思いました」と喜びを露わにした。
お互いのキャラクターの印象について聞かれると、小松は「(監督から)キャラクターの説明をいただくなどして、脳内で事前になんとなくのイメージはするが、声を発した瞬間に魂が宿る。ゴッちゃんに関しては特に顕著で、チャラそうな雰囲気も抜群によかったな…」と語り、興津は「非常にナチュラルでしたけどね…(笑)」と照れる場面も。日野は「ゴっちゃんは一番繊細なキャラ。目指しているものがはっきりしていて、心が大人で複雑な感情をもっている。(興津は)その表現がばっちり!」と興津をべた褒め。すると監督が、3人が演じたキャラクターは全部知人がモデルになっているという衝撃的な事実を暴露。ゴッちゃん&アヤカップルもサンダーも実際に吉浦監督の友人がモデルになっていると明かし、サンダー役の友人からは予告編を見て「自分が出ている!」と連絡があったと語ると、キャスト陣も驚きを見せた。
印象に残っているシーンについて興津は「改めて、アヤがめちゃくちゃかわいい!周りの子は制服のリボンをつけていないのに、ちゃんとアヤはリボンをつけていたりして、悪ぶってるだけじゃないところもいい。シュシュも可愛かった」と語ると、小松は「いい視点ですね」と満足げな様子。そして、小松は監督から、アヤにちなんで“シュシュ”の誕生日プレゼントを先ほどもらったと明かし、観客に披露。小松は「恰好ひとつで性格が出てくる。シュシュもその一つだと思うし、愛に包まれていて感動したプレゼントでした!」と嬉しそうに語った。
最後に興津が「ようこそ、小松未可子の誕生日パーティーへ!」と冗談を交えながらも「いろんな感情を抱く映画。観れば観るほど素晴らしく、今朝観たときに涙でメガネがびちょびちょになっていた。何度でも楽しめる映画です!」とコメントすると、小松も「バースデーパーティーにお越しいただきありがとうございます(笑)まだまだ私たちが知りえない情報も監督には詰まっているのかも。自然と何度も映画館へ足を運んでしまう映画。何度も楽しんで、末永く愛してもらえれば」と締めくくった。
日野は「笑って泣いて、心があったまって素敵な作品。ぜひシオンの歌声のように“アイ”を皆さんの感想でつなげていってもらえれば」と挨拶し、監督は「本当にこの作品は、観てくれた人の熱量で広がっている最中!客層も広がっているし、17時に解禁となったロングPVも力作なのでこちらもぜひ注目してほしい」とアピールした。
【提供写真】
『アイの歌声を聴かせて』は全国で公開中!
原作・監督・脚本:吉浦康裕
声の出演:土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、日野聡、大原さやか、浜田賢二、津田健次郎、咲妃みゆ、カズレーザー(メイプル超合金)
配給:松竹
©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会