マーベル映画『ヴェノム』待望の続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の本編映像が解禁された。

スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪<ダークヒーロー>として誕生、2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演『ヴェノム』。待望の続編となる本作の出演は、主人公ヴェノム/エディ役をトム・ハーディ、エディの元婚約者アン役をミシェル・ウィリアムズが続投。さらにカーネイジ/クレタス役を『スリー・ビルボード』、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などに出演し3度のアカデミー賞ノミネートを誇る名優ウディ・ハレルソン、女性ヴィランのシュリークを『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『007』シリーズのナオミ・ハリスが演じる。監督はアンディ・サーキスが務める。

今回解禁された本編映像は、共生関係にストレスを募らせるヴェノムとエディが互いの不満をぶちまけあい、激しい大ゲンカを繰り広げるシーン。「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生していたヴェノムだが、自身の欲求を抑えられないヴェノムの行動に我慢の限界を迎えたエディは「耳元で1日中悪人を食わせろとか、アンに会わせろとか俺の生活を壊すな!」と詰め寄ると、ヴェノムは「幸運にもお前はオレに選ばれた」と言い返すなど、ヒートアップしていき、容赦なく心無い言葉を投げつけていく。

黙って聞いていたヴェノムも反撃開始。強烈な頭突きをお見舞いし、「ゴメン!やりすぎた、治してやる」と優しさを見せたかと思いきや、怯んだエディにさらにトドメの一発を浴びせ、エディの悲鳴とあまりの痛さに歪んだ表情を見せたところで締めくくられ、“俺たち”解散の危機すら案じてしまうほど激しい大ゲンカを繰り広げる。

本作のファイトシーンを担当したのはスタント・コーディネーターのジム・チャーチマンとファイト・コーディネーターのジョージ・カービーの2人。コミカルさの中にも痛ましさを加えたかったというカービーは「僕らが常に参考にしたのはバスター・キートンだった。伝統的な白黒のスタントだ。エディは、ヴェノムに仕返しをするにはどうすればいいかと考える。ヴェノムが一番大切にしているものは何か。それは、ヴェノムがアパートで飼っている二羽の鶏、ソニーとシェールなんだ。ヴェノムを傷つけることができるとしたら、彼の大切なペット(を利用すること)なんだ」と語り、なんとヴェノムV.S.エディのシーンはチャールズ・チャップリンやハロルド・ロイドと並び、世界三大喜劇王と呼ばれるバスター・キートンをモチーフにしたことを明かしている。

バスター・キートンの特徴と言えば、喜怒哀楽を表に出さない「偉大なる無表情」で繰り広げられるアクション。まさに本映像ではヴェノムが表情を一切崩さずエディとバトルする様子が収められており、制作スタッフたちの本作に込めた想いが伝わってくるシーンともなっている!さらにカービーが明かすように、本編ではこの大ゲンカがさらに過激な展開へと発展していくことも予想される。

本編映像

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は2021年12月3日(金)より全国で公開!
監督:アンディ・サーキス
出演:トム・ハーディ、ウディ・ハレルソン、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリス
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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