映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のプレミアイベントが11月15日[現地時間](16日[日本時間])にニューヨークで行われ、キャスト・監督らが登壇した。

1984年に公開され、世界的大ヒットとともに社会現象を巻き起こした一大エンターテイメント映画『ゴーストバスターズ』、そして『ゴーストバスターズ2』(89)の後継的作品ともいえる本作。都会での生活が苦しく、母と兄の3人で田舎町へと引っ越してきたフィービー。地殻プレートや断層、採掘場やライブハウスさえもないこの街では、30年間にわたり原因不明の地震が頻発していた。荒れ果てた小麦畑に祖父が遺した古びた屋敷。そこで暮らし始めたフィービーは、リビングの床にほどこされた奇妙な仕掛けに気づく。パズルのように床をスライドさせていくと、床下には謎の装置が隠されていた…。主人公の少女フィービーをマッケナ・グレイス、その兄役をフィン・ウルフハード、さらに兄妹を手助けすることになる学校の教師役をポール・ラッドが務める。

NYプレミアに参加したのは、主演のマッケナ・グレイスやポール・ラッド、ジェイソン・ライトマン監督やその父でありオリジナル版の監督を務めた本作プロデューサーのアイヴァン・ライトマンのほか、元祖ゴーストバスターズのビル・マーレイやダン・エイクロイド、アーニー・ハドソンら“レジェンド”たち豪華キャスト陣が集結。さらに、渡辺直美が本作の日本語版の声優を務めることが決定し、マシュマロマンをイメージしたキュートな衣装でレッドカーペットに登場した。

今回のプレミアが行われたは、1作目と2作目の舞台となった『ゴーストバスターズ』シリーズゆかりの地ニューヨークにあるAMCリンカーン・スクエア。会場にはレッドカーペットが敷かれ、映画からそのまま飛び出してきたようなECTO-1が飾られるなど本作をイメージした装飾が施された。さらに、会場には世界中から集まった報道陣と、公開を心待ちにするコスプレ姿のファンが集結し、本作の豪華キャスト陣が登場するたびに会場は割れんばかりの拍手で大盛り上がりとなった。

2016年公開の映画『ゴーストバスターズ』でも声優を務めた渡辺直美が、本作でもミニ・マシュマロマンやゴーストたちのラスボス役などで日本語版声優を務めることが決定。プレミアイベントには、真っ白でふわふわなファーがたくさんついたスカートでマシュマロマンをイメージしたようなキュートな衣装で会場を圧倒させた。レッドカーペットに登場した渡辺は「ありがたいことに『ゴーストバスターズ/アフターライフ』でミニ・マシュマロマン役やゴーストたちのラスボス役の日本語版声優を務めており、今日はNYプレミアに参加させていただいております。衣装はマシュマロマンのイメージで、イヤリングもマシュマロマンですがこれが大好評でいろいろなメディアの方にイヤリングばかり撮られていました。『ゴーストバスターズ』は本当にすごく大好きな作品なのですが、声の出演ということでまさかこんなグッドタイミングでNYプレミアに参加できると思わなかったのでめっちゃ嬉しいです!コスプレをしているファンの方たちの熱量がすごいですね!」とシリーズへの参加への喜びを明かした。

また、本作の感想を聞かれると「最高!まじですごかった!全員スタンディングオベーションで、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』すごいですよ。映像の迫力が本当にすごいのはもちろんですがめっちゃ面白い!笑いどころが満載ですし、途中ハラハラしすぎて息ができなかったです。主人公のフィービーがまた可愛いんだよね、かっこいいし。素晴らしかったです!みんな爆笑、爆笑で、盛り上がりもすごかったし、ぜひ日本の皆さんにも見て頂きたいと思います」と興奮気味に語り、日本のファンに向けて「本作は前作とつながっている物語になっており、私もミニ・マシュマロマンとゴーストのラスボス役の声を演じていますので、ぜひ皆さん見に来てくださったら嬉しいです!『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ぜひチェックしてね!」とメッセージを寄せた。

レッドカーペットには、主人公で初代ゴーストバスターズの孫であるフィービー役を務めたマッケナ・グレイス、マーベル映画『アントマン』シリーズで世界的人気俳優となり、フィービーが通う学校の先生グルーバーソン役を務めたポール・ラッド、本作の監督を務めたジェイソン・ライトマンや、その父親でシリーズ1・2作目の監督であり本作のプロデューサーを務めるアイヴァン・ライトマンら豪華キャスト陣&製作陣が参加。

さらに初代ゴーストバスターズとして『ゴーストバスターズ』『ゴーストバスターズ2』に出演しているピーター・ヴェンクマン博士役のビル・マーレイ、レイモンド・スタンツ役のダン・エイクロイド、ウィンストン・ゼドモア役のアーニー・ハドソンら“レジェンド”が登場すると会場は大きな熱気と拍手に包まれた。ダン・エイクロイドは「日本のファンの方にこの映画を絶対に気に入ってもらえると思う。映画の一番のメッセージは、大切な人と過ごす時間は長ければ長い方がいいし、大切にするべきだということだよ。僕も日本に『ゴーストバスターズ』の人気ぶりを確認しに行かないとね」と日本のファンへの思いを明かした。

さらに、キュートなドレスに身を包みレッドカーペットに登場したマッケナは渡辺直美と対面し「アイシャドウも素敵でとにかく全部キレイ!ミニ・マシュマロマンの声を演じたの?すごいわ、アイラブユー!」とキュートな笑顔を見せ、「日本の『ゴーストバスターズ』ファンのみなさんこんにちは!皆に早く映画を見てもらいたくて待ちきれないです!この映画は私にとってとても特別な作品で、参加できたことが本当にありがたいです。この映画を気に入ってもらえるといいなと思っています。みんな愛してる!この映画を応援してくれてありがとう!」と本作を楽しみにしている日本のファンに向けてメッセージを送った。また、先日発表された米People誌が選ぶ「世界で最もセクシーな男性」に選ばれたポール・ラッドは「日本のファンの方々も僕たちと同じように映画を楽しんでもらえることを願っているよ。皆で愛を持って作り上げた作品なんだ。(ジェイソン監督の父)アイヴァン・ライトマン監督がオリジナルを手掛け、まさに親子で作り上げた映画だ。本作には感動があり、子役たちの演技も素晴らしく、本当に楽しい作品なので皆さんにも気に入ってもらいたい。とくにミニ・マシュマロマンが素晴らしいから!」と本作の見どころを明かした。

そして、本作は父アイヴァン・ライトマン監督から息子ジェイソン・ライトマン監督にメガホンが渡され、主人公でゴーストバスターズの血を引く少女フィービーが30年前に封印されたはずのゴーストたちの復讐に立ち向かっていくという物語。アイヴァン監督はジェイソン監督から本作のストーリーを聞いた時のことを振り返り「息子から今回のストーリーを聞いて最初は驚いたけれどとても気に入って泣いてしまったんだ。彼と一緒に仕事ができて嬉しかったよ。本作は家族の話だけれど、作っているのも家族だね」と語り、日本のファンに向けて「最初の映画が日本でヒットして、その時に生まれて初めて日本に行って大好きになった。長年にわたって我々と『ゴーストバスターズ』の映画を応援してくれて本当にありがとう!」とコメントを寄せた。

さらにジェイソン監督は「この映画は6歳の時から生活の一部になっているんだ。オリジナルのセットに行ったし、日本含め映画のプレミアで父と世界中を回ったことも覚えている。恐ろしいことにその続編を作ることを決心したんだ」本作への思いを明かし、「ゴーストバスターズ」らしいワクワクや音楽はそのままにジェイソン監督は家族をテーマに描いたことについて、「本作は家族の物語。次世代にバトンや、プロトンパックを渡す物語なんだ。主人公のフィービーとその兄・トレヴァーは、自分の祖父について何も知らないけれど、ゴーストたちの謎に迫る過程を通して自分たちのルーツを知り、スペングラー家の一員となっていくんだ」と語った。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2022年2月4日(金)より全国で公開!
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:マッケナ・グレイス、ポール・ラッド、フィン・ウルフハード、キャリー・クーン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント