『ずっと独身でいるつもり?』の公開記念舞台挨拶が11月20日(土)に新宿バルト9で行われ、田中みな実、市川実和子、松村沙友理、徳永えりが登壇した。

「女子をこじらせて」の雨宮まみによるエッセイを「サプリ」のおかざき真里が漫画にした伝説的コミックを原作とする本作。主人公を演じるのは「M 愛すべき人がいて」での怪演ぶりが話題となり以降様々な作品で女性の本音をリアルに表現してきた田中みな実。初主演となる本作では、やりがいある仕事や暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を等身大で演じている。そんな彼女の心情を生々しく切り取り、鮮やかなエンタメに昇華させたのは、『おいしい家族』『君が世界のはじまり』をはじめ、一貫して「人と人のつながり」を描いてきた気鋭の監督・ふくだももこ。

初主演映画が公開初日を迎えたことに「こんなにドキドキするものなんですね。昨日、『公開おめでとうございます!』っていつも行くお魚屋さんで言われて、こんなにみなさんが知ってくださっているんだということが嬉しくて」と笑顔で挨拶した田中。

続けて、タイトルにちなんで“ずっと続けていること、やめられないことは?”という質問に田中は「領収証の整理をその日にすることを続けています」と答えると、市川は「痛いくらい分かります」と共感している様子だったが、一方で松村は「確定申告の日が近づいてきたら、母に来てもらって『きれいにしといて』ってお願いを」と、家族に任せていることを明かした。

同じ質問に「モデル業を限界まで続けていきたい」と語り、田中に「1個だけずぼらでも続けられる美容の秘訣を教えてください!」と問いかけると、「お風呂上りに裸でしばらく過ごしていると、お化粧水とかクリームとかをいろんなところに塗り込めるからおすすめです」と答えた田中。これに市川と徳永は「そんなに塗り込むんですか!?」と驚いている様子で、さらに「寒くないですか?」という徳永に、田中は「お部屋を加湿してるので寒くないんです」と答え、市川らも納得している様子を見せた。

また、「やめられないのが睡眠」と答えた松村は「すっごい寝ちゃうんです。お休みの日は20時間くらい寝てます。2日休みがあったら、2日とも20時間くらい寝れるんです」と明かす一方で「本当は起きてたいんです。何かしたいけど、何かをする前に寝ちゃう」と言う松村に、「いいことだと思います。眠れなくなる日がくるので」と語る市川。さらに「最近母に『すごい寝ちゃうねん』って話をされて遺伝なのかなと思って。一生寝れちゃうかもしれない」と続ける松村に、会場が静まり返ると「ドン引きですか!?大丈夫?(笑)」と慌てる場面もあった。

舞台挨拶の終盤では原作者のおかざき真里から、キャストそれぞれの似顔絵と手紙が寄せられ、田中は「原作者の方がどう思われたのかは、演じる方としてはとても気になることなので、あたたかい言葉を送ってくださって安心しました」と安堵の様子で笑顔を見せた。最後に田中は「周りに何を言われようとも自分が信じた道をたくましく生きていこうという作品になっています。一人でも多くの方にご覧いただけたら嬉しいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『ずっと独身でいるつもり?』は全国で公開中!
監督:ふくだももこ
出演:田中みな実、市川実和子、松村沙友理、徳永えり、稲葉友、松澤匠/山口紗弥加/藤井隆/橋爪淳/筒井真理子
配給:日活
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