旭川での舞台挨拶の様子


『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の初日舞台挨拶が11月26日(金)に行われ、櫻井翔、堤幸彦監督が登壇、全国198館にライブビューイングで中継された。

嵐20周年を記念して、2018年11月から2019年12月まで1年以上にわたって計50公演を開催、1ツアーとして日本史上最大の累計237万5,000人動員を記録した「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のツアー中、1日限りで開催したシューティング・ライブの様子を堤幸彦監督たち錚々たるスタッフが撮影。嵐が5人だから見られた景色、52,000人の観客が5人と一緒に見た景色を計125台のカメラで余すことなく記録した。

今回、全国公開初日の26日(金)に、櫻井翔、堤幸彦監督の2人北海道旭川市の「シネプレックス旭川」、沖縄県那覇市の「シネマQ」にサプライズで登壇。日本列島を北から南まで1日で一気に駆け抜け、総移動距離は約5,000kmとなった。両舞台挨拶は全国198館にてライブビューイングで中継され、約13万5000人が同時に鑑賞した。

外の気温はマイナス2度で雪が降る旭川。上映終了後の熱気が冷めやらぬ中でサプライズで登壇した櫻井と堤監督を見た客席からは驚きと悲鳴にも近い反応が起こった。全国公開初日を迎え、櫻井は「公開初日の1発目(の上映)ですよね。旭川の皆さん、そして全国でもご覧になられてますもんね、朝早くから足を運んでくださりありがとうございます。せっかく目の前にいるので旭川の皆さんにお伺いしたいんですけど、ジュンドックってご存知ですか?あれを3つ食べちゃって。めちゃくちゃ美味しかったです」と挨拶した。堤監督は「旭川は大雪とまでは言わないけれど、かなり積もってましたね。除雪車が走っていてびっくりしました。この映画は一昨年になりますけど持てる力をすべて出し切って撮った映画です」と達成感を感じる表情で挨拶した。

『ARASHI Anniversary Tour 5×20』ツアーでも最初の公演が北海道の札幌だったことを振り返る櫻井。本作の中でも見どころの一つとなっているが、このツアーでは櫻井がピアノを弾く演出があり、「新千歳空港から会場に向かうまでの景色をいまだに忘れられなくて、今思い出すだけで手汗をかいてしまいますけど、すごい緊張してましたね。でも札幌で最初の公演をすることが多くて5人ともソワソワしたり緊張したりするのが初日ですかね」と語った。

舞台挨拶では、“全国のみなさんと場所を超えて同じ時間を共有したい”という櫻井の想いを受け、各ライブビューイング中継会場からTwitterに投稿された声を櫻井と堤監督がリアルタイムで答えていくライブトーク企画を実施。「ドローン始まりドローン終わりは誰が考えたんですか。最初から普段見えない角度で見れたことが凄く嬉しかったです」という質問に、「はい、自分です」という堤監督は「ドローンというのを近くで使いたかった。となると松潤の手に置くしかなかった。彼は失敗したらもう1回やるって言ってましたからね」と映画での撮影を意識して特別なものを作り上げたい堤監督とメンバーの意気込みが伝わる回答。櫻井も「ドローンがかなり小さくて会場にいた方も何が飛んでいるのか分かってなかったと思います」と補足した。

「監督的に一番好きなシーンは?」という質問にも「やっぱりドローンなんですよ。個々の顔のアップからドーム全体を映すっていうところが狙いだったので、あれが上手くいったときはやったぜ!って感じでしたね。」と答える堤監督。櫻井も「いわゆるDVD作品だと無理ですもんね。来ていただいているお客さんの上にドローンを飛ばすなんて難しくて」と合わせた。続けて櫻井は「この間、改めて観て思いましたけど、エンドロール凄いですね。ムービーのスタッフロールが凄い人数で。そして燦然と輝く“Directed by 松本 潤”って。あれ好きなんですよ。メンバーの間でも感動してました」と興奮気味に語った。

旭川の会場を後にした櫻井と堤監督は、本作の上映劇場の中で国内最北端の劇場であるシネプレックス旭川から、今度は上映劇場の中で最南端の劇場であるシネマQに移動。沖縄の会場では「全国の皆さんこんばんは。私たちが今どこにいるかお分かりでしょうか。沖縄に来ております!那覇です。シネマQでございます」と総移動距離5,000kmのハードスケジュールを駆け抜け、旭川と那覇の気温差24度の過酷な超弾丸ツアーを感じさせない元気な表情で登場した櫻井。「朝に続いてまたお前かよって空気だったらどうしようかと思っていたんですけど(笑)」と改めて挨拶し、堤監督は「60歳を超えているのでちょっとダメかも(笑)」と少し疲れた様子を見せた。

カメラ125台による総撮影時間がおよそ17日間分という膨大な映像記録を前に、堤監督は「5人の表情と人間性」を切り取ることに注力をしたと本作へのこだわりを見せ、「ちょっとしたとこで触れ合う肩とか、目線のやり取りとか。これはまさに嵐の人間性ですね」と続けた。それに対して櫻井は「会場やライブDVDでは観られない瞬間を切り取ってもらえたのでそれは本当に宝物ですね」と喜びをにじませた。本作のライブ収録曲のうち印象に残った楽曲についての質問に、櫻井は「この日においてはやっぱり一曲目ですよね。『感謝カンゲキ雨嵐』の『Smile Againありがとう~♪』『嵐ー!』(コール&レスポンス)ってやつ。過去最大の『感謝カンゲキ雨嵐』ですね。」と当時の熱気ぶりを伝えたながら答えた。

さらに櫻井は「今日は大野の誕生日で、昨日の夜からメンバーみんなで“おめでとう!”ってやり取りがあって。“翔ちゃん(舞台挨拶)よろしくね”なんて大野さんから言われたりとか。今日は僕一人で申し訳ないですけど、4人の想いも背負ってきているつもりではあります。みんな見守ってくれてます」と嵐メンバーとのエピソードを披露しつつ「でもさっき見ていたら僕が昼間話したジュンドックがトレンドに上がってて。さすがに3つも食べるといまだにお腹空かないですね(笑)」とネット上での盛り上がりに自身で驚いていることも明かした。

最後に櫻井は「今日15時過ぎくらいに動画をファンクラブ内で公開したんですけど、記念すべき全国公開日と同時に大野さんの41歳の誕生日なので、そんな日にこんな機会をいただいたことを嬉しく思っています。およそ3時間、この大きなスクリーンと素晴らしい音響で楽しんでいただきたいです」とメッセージを送った。

【提供写真】

『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は全国で公開中!
配給:松竹
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