藤原竜也×松山ケンイチW主演映画『ノイズ』の“公開まであと2か月!スペシャルトークイベント”が11月28日(日)に都内で行われ、藤原竜也、松山ケンイチが登壇した。

絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”――過疎化に苦しむ島だったが泉圭太が生産を始めた“黒イチジク”が高く評価され、希望の兆しが見えていた。そんな日常が小御坂睦雄の登場で一変。圭太と猟師・田辺純、新米警察官・守屋真一郎の3人は圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。この殺人を隠す3人だが、なんと小御坂は元受刑者のサイコキラーだった。殺人、警察の捜査、島民たちの結束、次々と増える第2、第3の死体…。果たして圭太たちはすべてを隠し通せるのか?凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意<ノイズ>が、染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。泉圭太役を藤原竜也、幼馴染の田辺純役を松山ケンイチが演じる。

島を訪れた元受刑者のサイコキラーを殺してしまった泉圭太役の藤原竜也と、圭太の殺人を隠ぺいすべく死体隠しに協力する幼馴染の田辺純役の松山ケンイチは、初共演があの伝説の“ライバル”で知られる映画『デスノート』シリーズという2人。約15年ぶりの本格共演となった本作で、死体を隠す“共犯”という難役に挑んだ2人が久々の共演の印象や、撮影現場でのエピソードなどを語った。

オンラインで生配信されたほか、新宿の街頭ビジョンでも中継されたことから“ネタバレ”に細心の注意を払って行われた今回のイベント。冒頭で「松ケンの発言をしっかりサポートしつつ最後までがんばりたい」と挨拶した藤原に松山は「一切しゃべらないでただニコニコしていようかなと思います」と笑いを誘った。

約15年ぶりの共演となった2人だが、藤原は「イチジクを出荷するために軽トラに積んで後にするのが一発目(の撮影)だったんです」と話し始めると、早速松山からは「イチジクはネタバレですよね?」とツッコミが入り、終始和気あいあいとしたムードで行われた。

そんな本作での共演に、藤原は「『緊張するね』って言ったら『ホームに帰って来た感じですと』って言ったんです。それを聞いて頼もしさというか、嬉しさと自分もがんばらなきゃと思わせてくれる」と明かし、一方の松山は「少しだけ自分がどう演技していけばいいのか分かってきて、改めて竜也さんと対峙して、さらにすごさが分かった。また圧倒されっぱなしなんです。絶対に追いつけないところにいらっしゃる、とんでもない先輩だと改めて思いました」と藤原の印象を語った。

また、冒頭では松山のネタバレをサポートすると発言していた藤原だが、“何としても守りたいものは?”と言う質問に「松ケンのネタバレ。それだけは死守したいです」と追い打ちをかけるようにコメントし、松山は「僕作品の話一切してないです(笑)僕も竜也さんが万が一言っちゃったら注意しようと思います」と返した。さらに「もしネタバレしたらどうなっちゃうんですか?」とスタッフに問いかける藤原に、松山は「撮り直しですよね」と答え、何としてでもネタバレをしない覚悟を示した。

イベントでは事前に一般の人から寄せられた質問に2人が答えるコーナーが用意され、“お互いのすごいところ”を聞かれると「老けないですよね」と答えた松山。これに藤原は大爆笑しながらも「髪の毛真っ白になってきたよ」と返し、「染めてるの?」と松山に逆に質問するなど盛り上がり「なんちゅう会話だよ!(笑)」と笑いあった。

最後に松山は「サスペンスというジャンルではくくれないような、いろんなものが入っている作品です」、藤原は「まだまだ言えない楽しいおもしろいエピソードはたくさんあるんですけど、まだ2か月ありますのでこういうイベントで小出しにしてみなさまを楽しませていけたらと思っています」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『ノイズ』は2022年1月28日(金)より全国で公開!
監督:廣木隆一
出演:藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、伊藤歩、渡辺大知、酒向芳、迫田孝也、鶴田真由、波岡一喜/寺島進/余貴美子、柄本明/永瀬正敏
配給:ワーナー・ブラザース映画
©筒井哲也/集英社 ©2022映画「ノイズ」製作委員会