舞台『あいつが上手で下手が僕で』が12月9日(木)にかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて開幕するのを前に、ゲネプロが行われた。
お笑いライブハウス『湘南劇場』―。<遭難>劇場と揶揄される寂れた劇場へ“島流し”された8人の芸人たち。「ここを脱出しないと、芸人としての未来は無い…!」絶体絶命絶望手前のこの状況、どんな手を使ってでも脱出すべく、時に手を取り、時に蹴落とし合いながら、芸人としての賞味期限までのカウントダウンが始まる。家族でも恋人でも親友とも違う、『相方』という距離感が生み出す友情・喧嘩・嫉妬、そして笑い。ひたむきに、純粋に夢を追い続ける個性豊かなニコイチたちが、劇場からの脱出のため奮闘し、共闘する芸人青春群像劇。
ドラマでは閉館宣告された湘南劇場が、最終公演での盛り上がりから閉館が取り消されるというシーンで幕を下ろした。舞台では、賞レースに向けたシーンから物語が始まる。湘南劇場脱出を果たすために準備をする各コンビ。そんな中、劇場を立て直すためにやって来た新たな支配人、そして先輩お笑いコンビ・劇場スタッフも登場し、8人の芸人たちを巻き込んだ強引な経営戦略が始まる。動画投稿SNSでバズらせるために即席シャッフルコンビの結成を命じられるなど、大喧嘩に解散騒動と新たな危機が彼らを襲う。そして、目前に迫る賞レースの行方とは…。
荒牧慶彦(時浦可偉役)コメント
各コンビ間の仲の良さや湘南劇場の雰囲気を存分に味わって頂きたいです。
さらに、舞台で初めてお見せする漫才にも注目してください。
俳優が漫才をするなんて普通はないことなので、漫才を作りあげるのはなかなか難しかったですが、
きっと皆さんにウケると信じています。笑
劇場に来てくださる方も、配信で観てくれる皆様もたくさん笑って元気になってくださいね!
和田雅成(島世紀役)コメント
これほどまでにお客様を想像して臨んだ稽古は初めてです。
改めて、舞台はお客様と共に"その空間を楽しむ場所"ということを実感できるのが楽しみです。
島が出てくると、そのシーンが島の色に変わります。時浦がいると、二人の混ざった色になります。
ぜひそれぞれのコンビの色を楽しんで欲しいなと思います。
今回、この瞬間を共に笑顔で過ごしたいという思いで作品創りに臨みました。
一緒に笑って世界を明るく照らしましょう。
崎山つばさ(鳴宮良役)コメント
稽古を終えみんなが同じ方向へ向かって初日を迎えられそうです。意気込みとしましてはただの仲良しメンバーの舞台には絶対にしません。ドラマから作り上げたものを舞台でどう表現して伝えていくのか。
稽古終了3日前に大歳さんと湘南劇場メンバーで円になって座りながら稽古後に長い時間、
作品や人物についてなど色々話しました。その時間が舞台上に繋がってくれたらと思います。
なによりお客様が笑顔で溢れ、2021年の笑い納めとなりますようカンパニー一丸となって駆け上がっていきたいと思います。鳴宮の見どころとしては、髪の毛のクルクル具合です。
鳥越裕貴(蛇谷明日馬役)コメント
ドラマの撮影の頃からそうでしたが皆が皆、笑いに対してめちゃくちゃ敏感になっていました。
少しでもスベるとお笑い警察が出てきます。稽古中もそうでした。
そして舞台カミシモを楽しんでもらえるよう皆で試行錯誤、漫才もフルであります!
コンビごとの雰囲気もしっかり違います。
とにかく、何も気にせず楽しんでって下さい!!
陳内将(現多英一役)コメント
皆さま、こんにちはアマゲン現多英一役の陳内将です。ドラマから始まり、今回舞台化と相成りました今作、
なんといっても見どころは、湘南劇場のみんなが生でネタを披露することではないでしょうか。
いくら稽古を重ねても重ねても、何か足りない。そうだ、我々はお客様の笑い声に飢えているのだ!
ということを、いつにも増して痛感していました。
今回は、あの湘南劇場から配信もされます!
劇場でも、ご自宅でも、僕たちの採れたてのネタをお楽しみください!
梅津瑞樹(天野守役)コメント
遂に舞台カミシモ開幕です。
今作でもドラマに引き続き各コンビの関係性にスポットが当たっています。
僕たちアマゲンはどうなるのかというと、さながら磁石のN極とS極が入れ替わった様な感じ。
まあ百聞は一見にしかずです。
あなたと、劇場もしくは配信でお会いできる未来を心より願っています。
橋本祥平(湾野岳役)コメント
稽古を終えて思った事は毎日笑ってたという事。のびのびと作品を作れて楽しかったです。
あとはお客様と一緒に楽しんで公演に挑みたいと思います。
今回、相方の涼星とはたくさん話し合いロングリードというコンビを改めてこだわって作ってきました。
ドラマを経ての僕達の色、強みを出せたらと思います。
人を笑わせる華やかな職業ですが、その裏では様々な苦悩があります。リアルな部分を描くのもカミシモの魅力。エンタメに富んだ構成、そしてLIVE感を是非堪能ください。
田中涼星(犬飼佑役)コメント
テレビドラマを経て舞台になったということが嬉しいです!
ぜひ生の湘南劇場を目の前で感じて頂き、楽しんでいただけたらなと思っています。
稽古は笑いの絶えない日々だったので、皆さまにもその笑いが届くことを信じて
この作品の芸人というテーマのもとに千秋楽まで精進しますのでよろしくお願いします!
富田翔(片山役)コメント
今回、マリーゴールドというコンビの片山という役をやらせていただくのですが、
湘南劇場のメンバーと出会うことで生まれる、コンビ間の想いや葛藤を丁寧に描けたらと思っています。
どういった形で彼らに影響を与えられるかという部分にも注目してもらえたら嬉しいです。
観てくださる方に2021年の締めくくりとして、たくさん笑って、
少しほっこりとした気持ちになっていただけたら幸いです。
小笠原健(須藤役)コメント
いよいよ始まるんだなと気合い十分に望みますが、空回りしないよう、良いスパイスになれたらと思います。
長丁場となりますので、一人もかけることなくお客様に喜んでいただけるよう届けていけたらと思います。
また、怪談話を考えたのですがことごとくボツになってしまったので、良いものがあれば随時募集しております。
稽古期間を経て誰ひとり納得しきっていない、そんなカンパニーです。
日々進化させながら千秋楽向けて歩みを進めていけたらと思います。
最後まで応援、よろしくお願い致します。
宮下貴浩(カジ役)コメント
まず無事に今日初日をみんなで迎えれたことがなによりうれしいです!
支えてくださるスタッフの皆さんのおかげです。
また、注目ポイントはやはり漫才シーンです!
4組ともしっかり違う色におもしろく仕上がっておりますので、本戦も期待できますよ。
そして今回、5役やらせて頂くので各役の衣装もすごくこだわって頂きました。
湘南劇場で皆様にお会いできますこと楽しみにしております!
六角慎司(サカタ役)コメント
稽古を終えて、初日を迎えるばかりとなっておりますが、何でしょう…。
十歳以上も歳の離れた共演者達のカンパニーで、最年長者であるという、初めての経験でして、
…正直未だに困惑しております。お恥ずかしい話。
年上でもありで、皆さん扱いに苦労されたのではないでしょうか…。
そんな中、特に和田くんの気遣いには稽古でも大変助けて頂きました。
そんな浮足立った中年のサガをですね、まぁ、なまあたたかく観て頂けたら、と思います。
なお、HuluストアとStreming+では、初日公演をはじめとした5公演を生配信。
配信サービス: Huluストア、 Streaming+
配信公演:5公演<
【東京】12月9日(木)18:00、12月12日(日)12:30、12月12日(日)17:30
【大阪】12月26日(日)12:00、12月26日(日)17:00
金額:各3,120円(税込)※GoToイベント対象価格
【写真・文/編集部】
舞台『あいつが上手で下手が僕で』は2021年12月9日(木)~17日(金)に東京・かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール、12月23日(木)~26日(日)に大阪・東大阪市文化創造館にて上演!
脚本・演出:大歳倫弘(ヨーロッパ企画)
出演:荒牧慶彦、和田雅成、鳥越裕貴、陳内将、梅津瑞樹、橋本祥平、田中涼星、富田翔、小笠原健、宮下貴浩/六角慎司/崎山つばさ
©カミシモ製作委員会