『真夜中乙女戦争』の完成披露イベント<タワーセレモニー>が12月13日(月)に東京タワーで行われ、永瀬廉(King & Prince)、池田エライザ、柄本佑が登壇した。
作家Fの初の小説を映画化した本作。主人公の大学生“私”を演じるのは、大人気グループKing & Princeのメンバーとして活躍しながら俳優としても精力的に活動する永瀬廉。主人公がひそかに恋心を抱く、“かくれんぼサークル”で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”役には池田エライザ。圧倒的なカリスマ性をもち、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役には柄本佑。脚本・監督を務めるのは、『チワワちゃん』『とんかつDJアゲ太郎』などを手掛け、その表現力で高い評価を受ける29歳の俊英・二宮健。
本作を象徴する東京タワーを見上げる形で行われた今回のイベント。今回初めて東京タワーを訪れたという永瀬は「初めてが自分の映画の完成披露で来させていただいたので光栄な気持ち。さっき(柄本)佑さんと、『あそこの階段登れないのかな?』っていう話もしていて」と興味津々の様子だった。
共演した池田と柄本については「しゃべらないタイプなのかな」というイメージがあったという永瀬だが、実際に対面してからは「心配いらなかったです。変なノリにも合わせて、ニコニコしながら付き合ってくださる。姉貴と兄貴に囲まれながら、楽しく撮影をさせていただきました」と振り返った。
その会話について池田からは「各々が好きなことについて、好きにしゃべって。噛みあってなくても、三方向からしゃべって。おとぼけ三兄弟みたいな感じ」と仲の良さを感じさせるエピソードも。一方で柄本は、永瀬との共演で「永瀬さんは、一緒に芝居をしながら自分の人生に諦めているような目が印象的でした。死んだ魚の目。見事な死んだ魚でした」と振り返り、永瀬からは「死んだ魚を演じたわけじゃない(笑)」とツッコミが入る場面も。さらに柄本は「周りを緊張させない魅力をもっていらっしゃるので普通にいれた」と永瀬の現場での佇まいを称賛した。
また、初めての東京タワーを真下から見て「こんな感じなんやっていうか、見ちゃいけないものを見ている気がする」という永瀬は「正面から見ていたらきれいなんですけど、内側から見ると鉄骨の組み方が幻想的」と見入っていた。さらに柄本は「これ(東京タワー)を見ながら『真夜中乙女戦争』をもう一回見たくなってます」と感慨深げに語った。
最後に永瀬は「見た後に懐かしい気持ちになる方もいれば、<私>という主人公に共感する部分もたくさんあると思います。見れば見るほど、より物語の世界観に酔いしれます。十人十色の考え方や感想が出ると思うので楽しみにしています」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『真夜中乙女戦争』は2022年1月21日(金)より全国で公開!
脚本・監督:二宮健
出演:永瀬廉(King & Prince)、池田エライザ、篠原悠伸、安藤彰則、山口まゆ、佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、成河/渡辺真起子、柄本佑
配給:KADOKAWA
©2022「真夜中乙女戦争」製作委員会