『連続ドラマW だから殺せなかった』の完成報告会が12月14日(火)に都内で行われ、玉木宏、渡部篤郎、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)、権野元監督が登壇した。
新人離れした筆致で高い評価を得て、第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞した同名小説を連続ドラマ化。「俺の殺人を⾔葉で止めてみろ」。大手新聞社に届いた一通の手紙。首都圏を震撼させていた無差別連続殺人犯は一本木記者を指名し、新聞紙上での公開討論を要求する。新たな殺人を予告する犯人に対し、一本木は報道記者として言葉の力で立ち向かう。主人公・一本木透役を演じるのは玉木宏。物語の鍵を握る大学生・江原陽一郎役にはWOWOWドラマ初出演となる松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)。
今回、3年ぶりのWOWOWドラマ主演となった玉木だが、本作の撮影現場では「すごく濃いキャラクターの人たちがたくさんいる中で撮影を楽しくやらせていただきました」と振り返り、本作について、権野監督と「ちょっとしたくたびれた感というか、枯れ感を大事にしたいということだった」とこれまでになかったという役作りを行ったことを明かした。
その本作でカギを握る大学生役として出演する松田は「一般的な日本語で言うと大御所の方…合ってますか?」と緊張がなかなか解けないようで、これに玉木からは「一般的な日本語っていうところに引っかかって(笑)」とツッコミを入れ会場を沸かせた。
また、松田は玉木に「ジャニーズの先輩というくらい優しくしていただいて楽しかったです」と振り返り、これに玉木からは「転がすのがうまい」と笑いつつ、「人懐こくて、みんなから愛されキャラだと思います」と撮影現場での松田について語った。さらに権野監督は「松田くん、玉木くんに服をお願いしてたんですよ。『余ってるお洋服あったらいただけませんか?』って言ってたんです」と明かし、「すいませんでした。今度いただきに行きます」と続け、笑いを誘った。
続けて、“人生のターニングポイントは?”という質問に「この業界に入ったこと」という玉木は「18歳で上京して足を踏み入れていなければ今はない」と感慨深げに語った。一方で「あまり考えたことはない。ずっとそんな感じでやってきてる」という渡部に、権野監督は「人生常にターニングポイントってことですね」とうまくまとめる場面も。
さらに同じ質問に松田は「家に帰る前のコンビニエンスストアで一回折り返しとかしちゃいます」と答え、これに「人生のターニングポイント…」とMCや登壇者からツッコミが入り、仕切り直した松田は「小学校の時に書き初めで“ジャニーズ”ってカナカナで書いて。書き初めがターニングポイントです」といい、これには玉木も「有言実行したわけだもんね、すごい」と感心している様子だった。
最後に玉木は「身近な人の衝撃的な事実を知った時に人はどうなるのか、自分だったらどうするんだろうということを問いかけられている作品です。静かなようで熱いものを訴えかけてくる作品だと思います」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
『連続ドラマW だから殺せなかった』は2022年1月9日(日)よりWOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信開始!
毎週日曜日22:00より放送(全5話)※第1話無料放送
監督:権野元
出演:玉木宏、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)、萩原聖人、古田新太、高岡早紀、渡部篤郎