世界は“4人”の本当の姿を知る─『ザ・ビートルズ:Get Back』のピーター・ジャクソン監督がプロジェクトの経緯や本作への思いを語る特別映像が解禁された。
わずか8年足らずの活動にもかかわらず、数々の世界記録とともに、音楽・文化・ファッションだけでなく、社会・経済・政治──時代や国境を超えて世界中の人々に多大な影響を与えた、伝説のロックバンド、ザ・ビートルズ。本作は、巨匠ピーター・ジャクソンが、あなたをザ・ビートルズのレコーディング・スタジオの最前列に招待する体験型ドキュメンタリー・エンターテイメント。ザ・ビートルズが「レット・イット・ビー」や「ゲット・バック」を生み出す歴史的瞬間、そして、彼らのラスト・ライブのノーカット完全版とともに明かされる衝撃の真実とは―。
今回、ピーター・ジャクソン監督がプロジェクトの経緯や本作への思いを語る特別映像が解禁された。「ビートルズの映像は、すべて目撃したと思っていたよ。ところが60時間もの未公開映像存在した」と語るピーター・ジャクソンは、ビートルズの作品を管理する会社アップル・コアから、1970年の映画『レット・イット・ビー』の元となった“ゲット・バック・セッション”の様子を収めた未公開映像を見せてもらいます。ビートルズマニアでもあるピーターが「過去40年間に読んだ本には“解散のきっかけ”と書かれていた」と顔を曇らせるように、『レット・イット・ビー』はこれまで、ビートルズ解散へと至るドキュメンタリーのごとく見られてきた作品だったが、その映像はバンドが一緒になって作業する姿を、これまでに見たことのないほど親密に、そして私的に捉えたものだった。
娯楽性に富んでいて、お互い陽気に接し合っているバンド仲間としての彼らを、また喜びも辛辣さも、そしてしばしば見られるひょうきんさやじゃれ合いなどの触れ合いも見ることのできる映像だった。アーカイブ映像に圧倒され、「あの時期の彼らの本当の姿を伝えたい」と思ったピーターは、アップル・コアに対し自分がやりたいと名乗りを上げ、プロジェクトはスタートした。
ピーター自身が「映像の時系列は元のままなので、タイムマシンで訪問する気分だ」と紹介するように、本作は1969年1月に22日間かけて行なわれた”ゲット・バック・セッション”の模様を、文字通り日めくりカレンダーをめくるように1日ずつ辿っていく。パート1ではトゥイッケナム・スタジオでのセッションを、パート2ではアップル・スタジオでのセッションを中心に、そしてパート3では、彼らにとって最後のライブとなったロンドン・アップル本社屋上での奇跡の42分間の“ルーフトップ・コンサート”も、史上初となるノーカット完全版で収録されている。こうして『ザ・ビートルズ:Get Back』は、“ゲット・バック・セッション”の模様を時系列で追った、まるで4人のそばにいるかのような臨場感あふれる歴史的傑作となった。
本編映像
『ザ・ビートルズ:Get Back』は全3話見放題独占配信中!
監督:ピーター・ジャクソン
出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター
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