©2021 Apple Corps Ltd. All Rights Reserved.


世界は“4人”の本当の姿を知る─『ザ・ビートルズ:Get Back』の特別映像が解禁された。

わずか8年足らずの活動にもかかわらず、数々の世界記録とともに、音楽・文化・ファッションだけでなく、社会・経済・政治──時代や国境を超えて世界中の人々に多大な影響を与えた、伝説のロックバンド、ザ・ビートルズ。本作は、巨匠ピーター・ジャクソンが、あなたをザ・ビートルズのレコーディング・スタジオの最前列に招待する体験型ドキュメンタリー・エンターテイメント。ザ・ビートルズが「レット・イット・ビー」や「ゲット・バック」を生み出す歴史的瞬間、そして、彼らのラスト・ライブのノーカット完全版とともに明かされる衝撃の真実とは―。

今回、50年間お蔵入りになっていた素材を現代に蘇らせる、修復作業についての特別映像が解禁された。マイケル・リンゼイ=ホッグによる『レット・イット・ビー』(1970)の映像素材は、16ミリフィルムで撮影されたものを35ミリに引き延ばしたものだったため、結果、粒子が粗く退色しており、とても暗い質感の作品になっていた。そこでピーター・ジャクソンは、『彼らは生きていた』でも使われた、ニュージーランドのウェリントンにあるパーク・ロード・ポスト・プロダクションによって苦心の末に、見事にすべて自然な色に修復させた。

隣で「各ショットごとに細かく確認しながら修復した」と話すのは、これまでピーター・ジャクソン監督の『ホビット』シリーズや、『彼らは生きていた』でも編集を務めたジャベツ・オルセン。ピーターと長年にわたって仕事をしてきたチームとの作業によって、本作が出来上がったことが分かる。映像と比べて、勝るとも劣らない修復ぶりを見せたのが、サウンド面です。ピーターが「音声修復の技術は驚異的だ」と表現するように、AI(人工知能)を活用した機械学習システムは、まさに目から鱗が落ちるほど。

モノラルのアナログ・テープで録音された当時の素材は、ボーカルの音量が低すぎて、ギター音が大きすぎるなど、バランスの悪い部分が多々ありました。そこで、楽器の音やメンバーの声を判別できるように機械学習システムに覚えさせ、それぞれの音を抽出し再びミックスを施すことで、もう一度バランスを取ることができた。こうして、これまで楽器の音にかき消され、聞き取り辛かったメンバー同士の会話もはっきりと聞こえるようになり、よりディテールに富んだ作品が完成した。

特別映像

さらに目覚ましい修復技術の底力を見せつける“ルーフトップ・コンサート”での演奏シーンも公開された。1969年1月30日にサプライズで行われた約42分間のパフォーマンスの中で計3テイク演奏された「ゲット・バック」の内、そのテイク1となるのが本演奏シーン。当日は、アップル本社屋上に5台、向かいのビルの屋上に1台、街の通りに3台、そしてアップルの受付に隠しカメラが1台と、計10台のカメラで様々なアングルから撮影された。本編では、彼らにとって最後のライブとなった“ルーフトップ・コンサート”をノーカット完全版で楽しむことができる。

ルーフトップ・コンサート映像

©2021 Disney ©2020 Apple Corps Ltd.

『ザ・ビートルズ:Get Back』は全3話見放題独占配信中!
監督:ピーター・ジャクソン
出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター
©2021 Disney ©2020 Apple Corps Ltd.