恋と破壊―二つの出会いが退屈な日常を一変させる『真夜中乙女戦争』の本編映像が解禁された。

作家Fの初の小説を映画化した本作。主人公の大学生“私”を演じるのは、大人気グループKing & Princeのメンバーとして活躍しながら俳優としても精力的に活動する永瀬廉。主人公がひそかに恋心を抱く、“かくれんぼサークル”で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”役には池田エライザ。圧倒的なカリスマ性をもち、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役には柄本佑。脚本・監督を務めるのは、『チワワちゃん』『とんかつDJアゲ太郎』などを手掛け、その表現力で高い評価を受ける29歳の俊英・二宮健。

今回解禁された本編映像は、“先輩”演じる池田エライザが劇中挿入歌「Misty」を圧倒的な歌唱力で披露するシーン。互いに惹かれあいつつも“黒服”の存在により“先輩”と”私”、お互いの気持ちが見えず疑心暗鬼になりつつある中、東京が破壊されるクリスマスイブの前日に、とあるバーで“先輩”がジャズのスタンダードナンバー「Misty」をしっとりと歌い上げる。“先輩”の様子をじっと見つめる“私”。その二人の表情に本当の想いが垣間見え、クリスマスのデートとしてはせつなすぎる名シーンが誕生した。池田はその圧倒的歌唱力から音楽活動も本格的にスタートさせ、本編でもその類稀な才能を存分に披露している。

“先輩”の心情を見事に表現するかのように本番前に感情が高ぶり思わず涙しながら撮影を行っていた池田。歌唱した「Misty」について「“先輩”の“私”に対する心情を表しており、“私”のことが気になるのに“私”がどこで何をしているのかがわからず、自分の気持ちも含めて霞んでいるようで、曲の歌詞とリンクしている」と語っている。そして、二宮監督はジャズスタンダートの「Misty」を起用した理由について「“先輩”自身が惹かれつつある“私”に対する期待と不安。“私”は、自分の拠り所なのかそれとも最大の敵なのか。そして、“先輩”自身が引き返せない状況に来てしまい迷子になってしまっていること。引き裂かれそうなアンビバレントな気持ちを抱えつつも、今夜はロマンを魅せながら歌いたい。そんな瞬間を表現出来たら」と、“先輩”の本当の想いが垣間見えるシーンとなった。また映像では、本編にはない原作者Fによる「Misty」の日本語意訳歌詞が添えられており、本シーンの“先輩”の気持ちに沿った歌詞も注目ポイントの一つとなっている。

本編映像

『真夜中乙女戦争』は2022年1月21日(金)より全国で公開!
脚本・監督:二宮健
出演:永瀬 廉(King & Prince)、池田エライザ、篠原悠伸、安藤彰則、山口まゆ、佐野晶哉(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、成河/渡辺真起子、柄本佑
配給:KADOKAWA
©2022「真夜中乙女戦争」製作委員会