今回解禁されたメイキング映像


ある男の“極秘ミッション”を巡る空想特撮エンターテイメント『大怪獣のあとしまつ』のメイキング写真が解禁され、併せて巨大怪獣“希望”の詳細が明らかとなった。

暴れ狂う大怪獣に逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う――。それは、子供の頃に誰もが憧れた、特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか…。そんな「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を史上初めて描いた本作。主演にはHey! Say! JUMPの山田涼介、ヒロインに土屋太鳳を迎え、さらに監督・脚本をドラマ「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡が務めるなど誰も見たことのない大型プロジェクトにふさわしいキャスト・スタッフが集結した。

今回、主演・山田涼介(帯刀アラタ)が体を張ってグリーンバックでのワイヤー撮影に挑むメイキング写真が解禁された。本作はアラタが怪獣の上から真っ逆さまに落下するシーンではなんと計14回も落下するカットを撮るというハードぶり。山田は三木監督について「三木監督はブレないで確実に決まるまで撮り続ける。でも出来た画を見るとめちゃくちゃかっこよくなってるんです。だからこそ僕らも信用して『じゃあやりましょう』という風になれる。グリーンバックでの撮影は印象的でした」と信頼を寄せている。

製作スタッフ陣には日本を代表する各界のプロフェッショナルが集結し、まさにレジェンド級だ。大規模なVFX撮影やグリーンバック撮影が多い本作のVFXスーパーバイザーとして『男たちの大和/YAMATO』など日本を代表する作品のCGを多数手掛ける野口光一が参加。特撮監督には、2002年より「仮面ライダー」シリーズを担当している佛田洋が務める。邦画史上最大スケールとなる大怪獣の造形技師に「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなど〈怪獣業界〉の第一人者・若狭新一が手掛けるというドリームタッグが実現した。

そして、国家崩壊の脅威となる巨大怪獣「希望」を徹底解剖、邦画史上最大級の“死体”の詳細が明らかとなった。

【ステータス】
名前:希望
※由来は人類の生物学史上に残る貴重な環境資源、将来の“希望”に繋がるという意味を込めて
最全長:380メートル
※東京ドーム(長径)の約1.5倍
※忠犬ハチ公像~渋谷パルコまでと同じ長さ(徒歩5分)
全高:155メートル(倒れた状態)
※通天閣の約1・5倍

【現場情報】
死後、腐敗による発酵で体温が上昇、熱による膨張を続けている。さらには猛烈な臭いを放つ腐敗ガスが体に溜まっており、ガス爆発の危機。腐敗臭が拡がる範囲は20キロメートル圏内。ガスを浴びると人体に影響があり、“ある症状”が現れてしまう…。

【注目ポイント】
①特徴的なポーズ:希望の象徴ともいえる足を空高くつき上げたポーズ。死んでいるのに足を高くつき上げているのが馬鹿馬鹿しくて面白く見えるのではないか、という三木監督らしい遊び心が込められたポーズとなっている。
②謎の形をした背びれ:よく見ると背びれがキノコのような形をしている。なぜキノコなのかは本編を見ると理由が分かるとか…。
③○○みたいな怪獣:三木監督のこだわりで恐竜をイメージした姿となった。発達したアゴやトゲの生えた尻尾に恐竜らしさが垣間見える。

【制作秘話】
CGが主流となりつつある昨今。しかし今作では三木監督のこだわりを余すことなく形にするべく、怪獣造形チームが怪獣模型を作成。現場では監督と制作チームが模型を囲み、監督のオーダーを聞きながら、その場で模型を作り上げる手法で怪獣の造形を固めていった。なんと、模型を完成させるのにかかった期間は約3か月。三木監督も「すばらしい怪獣の造形を作り上げることができた」と絶賛する出来栄えとなった。

AR

また、『大怪獣のあとしまつ』をARカメラで楽しめるコンテンツ内容が公開された。ユーザーは自身のスマートフォンを通して、怪獣<希望>を出現させ、写真や動画を撮影して楽しむことができる。詳細は 映画公式サイトにて。

『大怪獣のあとしまつ』は2022年2月4日(金)より全国で公開!
監督・脚本:三木聡
出演:山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、眞島秀和、ふせえり、六角精児、矢柴俊博、有薗芳記、SUMIRE、笠兼三、MEGUMI、岩松了、田中要次、銀粉蝶、嶋田久作、笹野高史、オダギリジョー、西田敏行
製作:松竹、東映
©2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会