『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』の初日舞台挨拶が12月30日(木)に丸の内ピカデリーで行われ、松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登壇した。
本作は、個性豊かな弁護士たちが、99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンタテインメント。日本の刑事裁判における有罪率は99.9%。一度起訴されたらほぼ有罪が確定してしまうが、残りの0.1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実”にたどり着いたことにはならない。本作では「0.1%」まで諦めず、事実を追求する弁護士たちの姿を描く。映画では、超型破りな弁護士・深山(松本潤)、敏腕弁護士・佐田(香川照之)、新ヒロインの新米弁護士・穂乃果(杉咲花)の元に15年前に起きた毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込んでくる。その事件には、謎の弁護士・南雲(西島秀俊)とその娘エリ(蒔田彩珠)が関わっていた。深山たちは、事件が起きた村で出会った青年・守(道枝駿佑)の協力を得ながら、事件を徹底的に調べていくことに。しかし巧妙に仕掛けられた罠により、事実だけを追求してきたはずの深山が、まさかの冤罪を生んでしまう―。ピンチに追い込まれた深山たちは0.1%の事実にたどり着くことができるのか?
公開初日に行われた今回の舞台挨拶はライブビューイングを含め65,000人以上に届けられていることから、「すごいですよね、ドーム以上の人が見ているわけですから。同じタイミングで見てくださっている」と感慨深げに語った松本は、前日放送されたSPドラマもSNS上で話題に上がったことに「『おかえり』と言葉をかけてくださっている声を見てあたたかい気持ちになりました」と笑顔を見せた。
今回、3代目ヒロインとして出演する杉咲は、冒頭で松本からの振りで役のポーズを披露するなど会場を盛り上げたが、そのキャラクターについて「かなり個性的です。進化系ですね」と松本も驚くほどだったようで「『99.9』に新しいスパイスを入れてもらったと思っています」と称賛した。
一方で、特徴的な笑い方については「松本さんがアドバイスをくださった」という杉咲は、そのアドバイスの内容について「ゆくゆくは林家パー子さんのように笑って」という具体的なものがあったと明かし、会場は笑いに包まれた。
昨日は本作の主題歌が嵐の「Find The Answer」に決定したというニュースが駆け巡ったが「Twitterの急上昇ランキング見たら僕が見た時1位になっててなにがあったんだろうとビックリした」と明かした松本だが「(SEASON IとSPドラマの主題歌である)『Daylight』と(SEASON IIの主題歌である)『Find The Answer』は『99.9』のイメージとつながっているので別の曲は想像がつかなかったし、このタイミングで嵐の曲がまた違った聞こえ方をする、みなさんに届いたらいいなと思った。あの曲が流れることが懐かしい感じもあるんだけど、曲の新たな魅力を引き出してもらった気がする」と語った。
また、今年は本作からスタートしたという松本だが、この日は公開初日を迎えた舞台挨拶を行った後に「東京ドームに行ってジャニーズフェスをお手伝いしたり。思い出の一日になると思っています」という松本は最後に「この映画がちょっとでも明るい気持ちになっていただける映画になったら」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』は全国で公開中!
監督:木村ひさし
出演:松本潤、香川照之、杉咲花、片桐仁、マギー、馬場園梓、馬場徹、映美くらら、池田貴史、岸井ゆきの、西島秀俊/道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠/榮倉奈々、木村文乃、青木崇高/高橋克実、石橋蓮司/奥田瑛二、笑福亭鶴瓶、岸部一徳
配給:松竹
©2021『99.9-THE MOVIE』製作委員会