マーベル・スタジオ オリジナルドラマシリーズ『ホークアイ』がディズニープラスで全6話独占配信されている。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)をはじめとしたメガヒットを続出し、エンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオが贈る本作。『ワンダヴィジョン』(21)、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(21)、『ロキ』(21)と次々にヒット作をリリースしているマーベル・スタジオによる注目のドラマシリーズ第4弾『ホークアイ』は、戦いから離れ、6日後に迫るクリスマスを家族と過ごしたいと願う“アベンジャーズを辞めたい男”ホークアイ=クリント・バートンの新たな物語。

本作の主人公は、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウらとともに、超人的な弓技を武器に戦いへ挑んできた“スーパーヒーロー”であり、妻と子を愛する“ごく普通の父親”でもあるホークアイ。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)では、家族への想いを胸に敵へ挑みながら、戦うことに迷うワンダを「街が宙に浮き敵はロボット、俺の武器は弓。笑えるだろ」とジョークも交えながらヒーローとして導く。

また、「エンドゲーム」では、最凶ヴィラン・サノスの“指パッチン”により家族が消失したショックで闇落ちし“ローニン”として悪党を抹殺する日々を送るも、仲間の説得でアベンジャーズに復帰し最終決戦へ挑んだ。常に家族と仲間の両方に寄り添ってきた、冷静かつアツい男。戦いの最中でも常にユーモアを忘れない粋な姿も、世界中から愛され続けている理由のひとつだ。

そんなホークアイが主人公の本作では、「エンドゲーム」後を描く。クリスマスが迫り、家族との幸せで平穏な日々をようやく手にしたホークアイ…と思いきや、ある日、“ローニン”時代にかかわる大事件が勃発する。自らの過去の過ちへの責任感から、家族の元を一時離れて戦いへと挑む中で、ホークアイに憧れる若き弓の名手ケイト・ビショップに出会い、共に解決へ挑んでいく。

正反対な凸凹コンビながら、息の合った弓技を繰り出す“アベンジャーズを辞めたい”ホークアイと、“アベンジャーズになりたい”ケイト・ビショップ。クリスマスまで残された日にちはあとわずか…果たして、襲い来る敵を切り抜け、クリスマスに家族と過ごすことはできるのか―。

なお、ディズニープラスでは特典映像として「NGシーン集」も配信している。全話を鑑賞したらこの映像もチェックしてみよう。

魅力的なキャラクターたち

クリスマスまでの6日間を描く全6話で、ホークアイと行動を共にすることになるのがケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)。幼い頃、『アベンジャーズ』でのロキによるNY 襲撃時に、ホークアイの矢に命を救われ、それ以降彼に憧れを抱き続けている。ちょっと自信家な一面もあるが、確かな弓の実力を持ち、聡明で正義感あふれる“アベンジャーズになりたい”若きヒーロー候補。憧れのホークアイに出会った際には、興奮と緊張を隠せないチャーミングな一面も。そしてそんなケイトとひょんなことから出会い、行動を共にする謎の犬ピザ・ドッグ。秘密を抱えているのか、何も抱えていないのかすら不明。

ほかにも魅力的なキャラクターが登場する。ケイトの母エレノア・ビショップ(ヴェラ・ファーミガ)は警備会社を経営する。『アベンジャーズ』でのNY 襲撃時に夫を失い、その後も一人娘のケイトを大事に育ててきた。向こう見ずなケイトが心配でいつも手を焼いている。最近ジャックと婚約した。そのジャック・デュケイン(トニー・ダルトン)は、義理の娘になる予定のケイトと距離を縮めようとしているが、裏目に出てしまっている。隠してはいるが実は剣の腕も立つようで、何やら“秘密”も抱えている様子だが…。また、ある理由から、ホークアイとケイト・ビショップを追うマヤ・ロペス(アラクア・コックス)は、“ジャージ・マフィア”と呼ばれる者たちと行動を共にしている。

ホークアイのこれまで

ホークアイは『マイティー・ソー』(11)で初登場した。この時点からクールながらもユーモアも忘れない“ホークアイらしさ”を披露している。そして、ケイト・ビショップがホークアイに憧れるきっかけにもなった『アベンジャーズ』(12)では、“ある事”がきっかけでアベンジャーズを翻弄してしまうことも…。スーパーパワーを持たずとも見せるそのテクニカルな戦闘は、敵にはしたくないと思わせる凄さを発揮している。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)では愛する家族の存在が判明する。“ヒーロー”と“父親”として、家族・仲間の両方に寄り添い、渋すぎるカッコよさを全世界に発揮した。方向性の違いから“アベンジャーズ”が対立してしまう『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)ではどんなときもユーモアを忘れないホークアイらしさ満載のシーンで笑いも誘った。そして、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)では“家族”と“仲間”、それぞれを想うホークアイの心情が改めて鮮明に描かれ、彼が悩み苦しむ姿が胸を打う物語となった。

予告編

『ホークアイ』はディズニープラスにて配信中!
© 2021 Marvel

【文/編集部】