日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』のサンダーバードの大ファンであるみうらじゅんが思いを語る特別映像が解禁された。

1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いテレビシリーズ「サンダーバード」。日本での人気は絶大で、数々の日本特撮、ロボット・SFアニメ作品にも多大なる影響を与え、そして世界のSF作品&作家にも影響を与えた伝説的作品として知られている。その伝説が、当時の技術を再現した奇跡の完全新作として帰ってくる。

今回解禁された特別映像は、サンダーバードの大ファンである漫画家・イラストレーターのみうらじゅんが語る「みうらじゅんのサンダーバード放談」。サンダーバードの放映当時8才だったみうらは「僕はサンダーバードで格差というものを知ったんですけど、小学校の金持ちの子供は、サンダーバード基地を買ってもらってるんです。いいなあと思ったけど、高かったので親にせびる勇気もなく、その時に初めて『大好きでも家の事情があるんだな』と、それ以来あまり流行っていないものを好きになろうと思って、現在に至るんです」とちょっぴり苦い思い出と、みうらのルーツが明らかに。

そんなサンダーバードの素晴らしさの一つに、プールが開き、木がしなって倒れ、飛び出すような、時間をかけた出動シーンを挙げるみうらは「ウルトラセブンのメカの出動シーンとかは確実にサンダーバードの影響だったし、ウルトラマンとは全然違う、メカをどうカッコよく出動させるかというところに力を注いでいたときに、サンダーバードやっぱすげえなと思いました」と語る。

みうらは「サンダーバード」製作40周年記念で発売されたトリビュート・アルバムにも参加しており、日本放送55周年記念として上映される日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』について、「今回奇跡的に何本かのストーリーが残っていて、それを当時のまま再現しようと考えたことがすごいですよね。もう大人になっちゃった人はわかんないんだよね、きっと。忘れちゃうんですよ。これを観て、そういう大人にならないでほしいですね」と、少年少女の心を持つ大人たちが当時のようにワクワクし、あの日を思い出すような作品だと語る。

黒柳徹子から満島ひかりにバトンタッチしたペネロープの吹替えについても「あのペネロープの語り口を上手く自分でアレンジして、現代に蘇らせているような気がしました」と、かつてのイメージの強い黒柳にも負けない演技力を絶賛した。

特別映像

日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』は2022年1月7日(金)より劇場上映、1月8日(土)よりオンライン上映開始!
監督:スティーブン・ラリビエー、ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオット
配給:東北新社/STAR CHANNEL MOVIES
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