『大怪獣のあとしまつ』のウルトラプレミアイベントが1月9日(日)に丸の内ピカデリーで行われ、山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行、三木聡監督が登壇した。
暴れ狂う大怪獣に逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う――。それは、子供の頃に誰もが憧れた、特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか…。そんな「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を史上初めて描いた本作。主演にはHey! Say! JUMPの山田涼介、ヒロインに土屋太鳳を迎え、さらに監督・脚本をドラマ「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡が務めるなど誰も見たことのない大型プロジェクトにふさわしいキャスト・スタッフが集結した。
“怪獣をあとしまつ”することが物語のテーマとなる本作だが、実際に怪獣の死体が現れたらどう始末する?という質問に「日本全国から人を集めて焼き肉」と答えた山田。「“この部位おいしいね”と話し合いをしながら焼き肉ができたら」と提案。西田も「山田くんと重複する」と明かし、怪獣の“部位”を記したフリップを取り出し、「みんなでおいしくいただきましょうという発想」と細かく説明し、会場を沸かせた。
この山田の回答には、司会を務めた青木源太から「Hey! Say! JUMPのみなさんで歌って踊ってっていうのはいかがですか?」と質問。山田は「青木さんを司会にしたのは間違いじゃないですか?(笑)」と笑いつつ「足元不安定なのでちょっと踊るのは厳しいんじゃないですか」と答えた。
一方で土屋は「特撮つながりで」と前置きしながら「光の巨人を召喚して、怪獣を解決することに慣れている星に連れて行ってもらって科学者たちに」と答えると、大爆笑のオダギリ。濱田も「便利づかいするってこと?」とまさかのヒーロー頼みに驚いている様子だった。
その濱田は「こういうものって上野に飾るものですよね」と博物館に任せることを提案。さまざまな回答が飛び出す中でオダギリは「放っておいたらいつかは森にかえる」と“あとしまつ”自体をしない答えを出した。
作品のタイトルにちなんで“今年あとしまつしたいことは?”という質問には「最近引っ越したわけじゃないんですけど何個か未開封の段ボールが」と明かした山田は「何が入ってるんだろうと。2つです。段ボールごとしまってあるので開けたい」と未開封の段ボールの“あとしまつ”を目標に掲げた。
土屋は“いい意味で人間関係”と書き、「お世話になった方にお礼を伝えられていないので、しっかりとお礼を伝えて未来につなげていきたい」と説明。本作での人間関係を聞かれると「いい空気感で撮影させていただきました」と笑顔を見せた土屋は、共演シーンが多かった山田については「こんなに役がしみこんでいる方がいるんだというくらいご一緒させていただけてありがたかったです」と振り返った。
また、三木監督は「“言わないでね”のあとしまつ」と書き「言わないでねって言われたら何日くらいで言いますか?」といい、これには山田も「言わないです(笑)」と即答。最後に山田は「苦難を乗り越えてようやく完成しました。最高の三木監督ワールド全開な空想特撮エンターテインメント作品ができたと思います。誰もが“えー”って言いたくなるほど驚くラストです。今日ご覧になるお客さんは、ラストは誰にも“言わないで”自分の中に止めておいていただけたら」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『大怪獣のあとしまつ』は2022年2月4日(金)より全国で公開!
監督・脚本:三木聡
出演:山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、眞島秀和、ふせえり、六角精児、矢柴俊博、有薗芳記、SUMIRE、笠兼三、MEGUMI、岩松了、田中要次、銀粉蝶、嶋田久作、笹野高史、オダギリジョー、西田敏行
製作:松竹、東映
©2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会