『君が落とした青空』の“あおキュン”完成報告イベントが1月12日(水)に都内で行われ、福本莉子、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)、板垣瑞生、横田真悠、莉子、Yuki Saito監督が登壇した。

全国女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」で“切ない小説ランキング”第1位を獲得し、書籍が発行部数16万部を記録している櫻いいよ原作の本作。主人公・水野実結役には福本莉子。とにかく素直で一生懸命、“思わず応援したくなる”等身大のヒロインを瑞々しく演じている。そんな福本演じる実結の彼氏・篠原修弥役には、2012年に結成されたジャニーズJr.内ユニットTravis Japanのメンバーである松田元太。サッカーが得意な学校の人気者で、不器用に見えるけれど実結のことをまっすぐに想いやる役柄を爽やかに演じている。監督を務めたのはYuki Saito。

本作のタイトルにちなんで“青空”を取り入れた衣装で登場したキャストたちだが、福本は「それぞれの青空色で素敵」と感想を語り、隣に並ぶ松田は「(福本に)今日会った時に『シンデレラ!』と思って。めっちゃきれいと思った」と笑顔を見せた。

タイムリープをするという主人公を演じた福本は「SFっぽい要素だったり、ラブコメの要素だったり、いろんな要素がギュッと詰まっていておもしろい」と脚本の印象を語り、そんな本作に臨むにあたっては「キラキラヒロインじゃなくて、普通の女子高生にしたかった」と振り返った。ただ撮影では、“タイムリープ”するシーンをまとめて撮影するため「ちょっとしか変化をつけるのが難しかった」と明かした。

一方で、そんな福本演じる実結と付き合っている修弥を演じた松田は、本作が映画初出演。「分からないことだらけ」と振り返りつつ「修弥だったらこうするだろうなと考えてみたり」と役作りを行ったという。撮影中にも「相談ができなくなるくらい分からなくなっちゃって」という松田は「滝沢(秀明)くんに夜中に電話させていただいて『やばいかもしれないです、分からなくなってきました』って言ったら温かい言葉をくださって、なんとか乗り越えました」と明かしつつ、内容について聞かれると「それは言えないです。心に秘めておかせてください」と答えた。

この日は終始仲の良さをうかがえるキャスト陣だったが、特に松田は「(板垣と)シンパシーが通じ合う感じ」といい、板垣も「芝居をしていても、芝居をしていない感覚だった。昔から友達だったみたいな感じがしました」と振り返った。

また、福本演じる実結の親友・佐喜子役を演じた莉子について、福本は「頼りがいがあるんです。しっかりしている」と称賛し、さらに本作の撮影前に別の現場で会った際に連絡先を交換したようで「撮影が終わってからもちょくちょく連絡くれるので、佐喜子が莉子ちゃんでよかった」と笑顔を見せた。

本作では高校生の学校生活が描かれているが、特に印象に残っているのは「頭ポンポンですかね、王道ですけど」と答えた福本。そんな福本に“頭ポンポン”した松田は「させていただいている側も緊張しましたし、頭ポンポンするのが人生初だったもので加減が分からない。優しくいこうとすると1cmくらい浮いちゃう。触れてないポンポン?エアポになっちゃったり、強めかなとおもっていったら押しつぶしちゃいそうに…。ガチガチに緊張しながらやってた記憶があります」と振り返った。

最後に松田は「当たり前に思うことも当たり前じゃないんだなと再確認できたり、人として大事なものがたくさん詰まっている作品です。何回見ても大号泣できる大好きな作品です。みなさんの心に残る一作になったらうれしい」、福本は「公開に向けてより一層盛り上げて行ければと思っています。まだまだこの映画の魅力をたくさんお伝えしていきたいと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『君が落とした青空』は2022年2月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:Yuki Saito
出演:福本莉子、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)、板垣瑞生、横田真悠、莉子、矢柴俊博、松本若菜
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022映画『君が落とした青空』製作委員会