運命とも必然とも言える出逢いを綴ったバンドマンのほろ苦い青春ストーリー『さよなら、バンドアパート』が2022年夏に公開されることが決定した。

都会の喧騒に揉まれながら、音楽の道に進みたいとささやかな夢を持っていた川嶋(清家ゆきち)。大いなる道の手前で、まだ誰でもなく、何も持たなかったあの頃。彼の背中を押しステージへと導いてくれたのは、大阪で出逢ったユリ(森田望智)だった。彼女との出逢いが、彼の全てを変えた。しかしその後ミュージシャンとしてプロデビューした川嶋だったが、そこには厳しい現実が待ち受けていた…。

原作はjuJoeのボーカルとギターを担当する平井拓郎による同名小説。「note」で発表された当初から実体験に基づくリアルすぎる描写が多くの共感を呼び、わずか9か月で書籍化。多くのバンドマンからも絶賛の声が上がり、発売から間も無く映画化が決定した。

原作「さよなら、バンドアパートとは?」

ミュージシャンになる夢を追う主人公が、メジャー音楽シーンの中心に行くまでの波乱万丈の物語をエモーショナルな作品として作り上げたのは、『ニート・ニート・ニート』(18)などを手がけた宮野ケイジ。主人公・川嶋にはバンドマントして活躍した経験を持ち、本作が俳優デビューとなる清家ゆきち。自らの経験を基に、ミュージシャンになる夢を追いかけはじめる素人時代からメジャーシーンを駆け抜けるまでの川嶋の揺れる心を情感豊かな演技で演じ切り、新たなる才能を見せつけた。

川嶋の運命の人・ユリには「全裸監督」シーズン2(21/Netflix)、連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)などで目覚ましく活躍する森田望智。その他にも、川嶋と運命的に出逢い音楽活動を共にする盟友のベーシスト・シンイチロウにKEYTALKの小野武正、AKB48の元メンバーで、ミュージカル界でも活躍する梅田彩佳がどん底期の川嶋に影響を与えるユキナ、インディーズ映画シーンを揺るがした衝撃作『ベイビーわるきゅーれ』(20)に主演し話題の髙石あかりが10代の川嶋に影響を与える少女・美咲を演じている。松尾潤、上村侑、石橋穂乃香、阿南健治、千原せいじ、竹中直人といった多彩な才能が結集。また、ライブシーンでは、出演も果たした小野率いるKEYTALKの他、cinema staffも本人役で登場。

今回解禁された写真では、川嶋が歌う姿や、彼の運命を変えるユリが物憂げに空を見つめている表情など、過ぎてしまった青春の面影がなんとも切なく感じられる。また、雨の中見つめ合う二人や、バンドとしてステージに立つ川嶋の姿。そして川嶋の運命を変える、女性たちやバンドメンバーの画像も。

また、本作は新進気鋭の映画監督とアーティストの掛け合わせによる異色の映画祭・MOOSICLAB[JOINT]2021-2022の特別招待作品として1月21日(金)にプレミア上映されることが決定した。主演の清家ゆきち、原者の平井拓郎、監督の宮野ケイジの他、ユキナ役の梅田彩佳が駆けつける予定。

MOOSICLAB[JOINT]2021-2022 MOOSIC EYE(特別招待作品)
日時:2022年1月21日(金)18:30~(※上映後 舞台挨拶)
場所: 新宿ケイズシネマ
登壇者(予定):清家ゆきち、梅田彩佳、平井拓郎(原作者)、宮野ケイジ監督
チケット発売:
【WEB予約】鑑賞の3日前0:00より、各回上映時間の30分前まで販売

『さよなら、バンドアパート』は2022年夏にシネマート新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:宮野ケイジ
出演:清家ゆきち、森田望智、梅田彩佳、松尾潤、小野武正、上村侑、髙石あかり、石橋穂乃香、千原せいじ、阿南健治/竹中直人
©2021「さよなら、バンドアパート」製作委員会