荒木哲郎監督×WIT STUDIOによるオリジナルアニメ映画『バブル』が第72回ベルリン国際映画祭に正式出品されることが決定し、併せて追加キャストが発表された。

本作の舞台は世界に降り注いだ泡〈バブル〉で重力が壊れた東京。ライフラインが閉ざされた東京は一部の若者たちの遊び場となり、ビルからビルに駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となっていた。ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めるヒビキが重力が歪む海へ落下。突如現れた、不思議な力を持つ少女ウタがヒビキの命を救った。そして、2人にだけ特別な音が聞こえた…。監督・荒木哲郎、脚本・虚淵玄、キャラクターデザイン原案・小畑健、音楽・澤野弘之ら最高峰のクリエイターが集結。主人公・ヒビキ役に志尊淳、共演に宮野真守、梶裕貴、畠中祐ら荒木組の作品で主演を務めてきた人気実力派声優たちが出演する。

今回、2月10日~20日[現地時間]に開催される第72回ベルリン国際映画祭に本作の正式出品が決定した。!出品されるのは、ティーンエイジャーや子供の世界を描く作品を対象としたジェネレーション部門。本作が上映される「Generation 14plus」と「Generation Kplus」の2つのコンペからなる本部門は、若者向け映画の発信地として独自の地位を確立している。

今回の正式出品を受け、荒木監督は「ベルリン映画祭への『バブル』のご招待、大変驚きました。今まで自分たちの作品がそのような場に持ち運ばれることはなかったので、本当に光栄に思います。ありがとうございます!」と喜びを語り、また「映画や自分が試されていると同時に、これまでの監督仕事で積み上げてきた、仲間たちとの仕事のすべてが、いま試されているのだと思います。どこまで届くのか見届けたいです。よろしくお願いします!」と、改めて作品への想いや期待を明かした。

併せて本作の追加声優キャストが発表された。ヒビキらと行動を共にしながら、世界中に降り注いだ泡<バブル>を調査する科学者・マコト役には、数多くのドラマや映画に出演し、注目を集めている若手実力派女優の一人広瀬アリス。物語のカギを握る重要な役どころである。広瀬について荒木監督は「広瀬アリスさんは収録時に大変に緊張されており、仕事に真面目なお人柄を感じて、大好きになりました!元気でお茶目でありつつも、知的な一面を持つマコトというキャラクターにもピッタリだったと思います!素晴らしい演技をありがとうございました!」と、広瀬さんの人柄にすっかり魅了された様子。また、「甲鉄城のカバネリ」無名役の千本木彩花、「進撃の巨人」アルミン役の井上麻里奈という荒木組の経験のある2人の出演も決定。

広瀬アリス

広瀬アリス(マコト役)コメント

大好きなアニメ「進撃の巨人」の荒木監督に会えればそれだけでいい。
そんな思いでオーディションを受けたので、出演が決まった時の方が緊張しました。
アフレコは色々なプレッシャーを感じてしまい、震えてしまいましたが、全力で頑張りました。
アフレコの時、本編は未完成でしたが、それでもリアルと虚構の美しい世界、とてつもない躍動感、映像に込められている熱量に興奮しました。
とにかく豪華なクリエイター、豪華な声優の皆様が集結した映画なので、わたしもいち観客として早く完成版が観たいです!

千本木彩花 コメント

監督の最新作に参加できると聞いた時、とても嬉しかったです!!
今作も、変わらず監督やスタッフさん達と熱量を共有しながら楽しく収録させていただきました。またこうして携わらせていただけること、とってもとーっても光栄です。今回は少人数でのアフレコということもあり、私もまだ全貌が分かっていません!
ですが、絶対素敵な作品になると確信しております!!是非皆様も楽しみにしながらお待ちいただけると嬉しいです。

井上麻里奈 コメント

今回お話を頂き、また新たな荒木さんの世界に参加する事が出来る喜びでいっぱいでした。
躍動感、清涼感、そして画面いっぱいに広がる瑞々しさに終始ワクワクしながらアフレコしていたので、完成が今からとても楽しみです。
細かな荒木さんのこだわりが色々な場面で垣間見られると思うので、完成後に色々お話を伺ってみたいです。
キャラクター達の全貌も楽しみにしていて下さい!

『バブル』劇場版は2022年5月13日(金)より全国で公開、Netflix版は2022年4月28日(木)より全世界で配信!
監督:荒木哲郎
声の出演:志尊淳、宮野真守、梶裕貴、畠中祐、広瀬アリス、千本木彩花、井上麻里奈
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022「バブル」製作委員会