アカデミー賞国際長編映画賞ドイツ代表に選出されたロマンティック・アンドロイドムービー『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』の本編特別映像が解禁された。
ベルリンのペルガモン博物館で、楔形文字の研究に没頭する学者アルマは研究資金を稼ぐため、とある企業が極秘で行う特別な実験に参加することに。そこに現れたのは紺碧の瞳でアルマを熱く見つめるハンサムなトム。初対面にもかかわらず、積極的に口説いてくる彼は、実は、全ドイツ人女性の恋愛データ及び、アルマの性格とニーズに完璧に応えられるようプログラムされた高性能AIアンドロイドだった―。ロマンチックなエスコートで難攻不落のアルマに恋を仕掛けるアンドロイド・トムを演じるのはダン・スティーヴンス。トムに尽くされても素直になれないアルマにはマレン・エッゲルト。2人の実証実験を見守る<ワケあり>相談員をザンドラ・ヒュラーが演じる。
今回、ホログラムと人間が同居する不思議な空間を捉えた本編特別映像が解禁された。“メンテナンス”を終えたアンドロイドのトムと、<彼>を作り上げた企業が運営する<秘密のクラブ>で落ち合うことになったアルマだったが、一緒に来た相談員が突然その場を去ってしまったことで手持ち無沙汰となってしまう。そんな中でアルマは、クラブの客の姿が全て実像のないホログラムであることを発見。酒を楽しむ客やフロアで踊る客―さまざまな<身体の中>に手を透かしてみるなど、アトラクションのように無邪気に楽しんでいると、突然その手に身体の感触を感じ、驚いているとそれはトム本人だった。彼を見つけた途端それまでの表情が一転、いつものクールな彼女の姿に戻り。
本作にマレン・エッガルトを起用したマリア・シュラーダー監督が「常に自然体で演技をする女優で、順応性もあり、変更にも柔軟です。そんな彼女はアルマの人間性を最高な形で引き出してくれました。彼女を通したからこそ、アルマは賢く無力、面白く厳格、不安定で規律正しい、無頓着で識別力がある、そんな人間になりました。複雑で、愛らしく、愛情深く、美しく、不完全な人間に」と語っているように、人間らしく動揺する彼女の姿に彼女の愛らしさが滲み出しまう愛すべきシーンとなっている。
本編映像
『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』は全国で公開中!
監督:マリア・シュラーダー
出演:ダン・スティーヴンス、マレン・エッゲルト、ザンドラ・フュラー
配給:アルバトロス・フィルム
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