「食」にまつわるアジア映画と東京国際映画祭「CROSSCUT ASIA」をアンコール特集する「CROSSCUT ASIA おいしい!オンライン映画祭」において、トークやインタビューを動画で楽しめる“スペシャルメニュー”が決定した。

「CROSSCUT ASIA」は2014年から2019年の6年間にわたり、東京国際映画祭の一部門として東南アジアの国、監督、テーマ等、さまざまな切り口でアジア映画の特集上映を行ってきた。今回、オンラインで2部構成の特別編として復活し、「CROSSCUT ASIA特別編「おいしい」アジア映画特集」部門と「CROSSCUT ASIAアンコール」部門として計13プログラムが無料配信される。

本映画祭のメイントピックは「食」。「CROSSCUT ASIA 特別編「おいしい」アジア映画特集」部門からは、数々の国際映画祭に出品を果たしたシンガポールを代表する映画監督、エリック・クー監督による『ワンタンミー』や、ジェイ・アベリョ監督によるネグロス島(フィリピン)の料理が目にも美味しいロマンティックコメディー『デリシャス!』、2021年ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞の鬼才エドウィン監督によるインドネシアの“旅×食”ムービー『アルナとその好物』など全7作品を上映。

「CROSSCUT ASIAアンコール」部門は、これまでに東京国際映画祭の「CROSSCUT ASIA」部門で上映され好評を博した作品から厳選してお届け。Netflixの『恋に落ちない世界』が記憶に新しい女性監督ニア・ディナタによるインドネシアのミュージカル映画『三人姉妹(2016年版)』や、マレーシアの15人の監督によるオムニバス映画やミュージックビデオが盛り込まれている短編集「ピート・テオ特集」などバラエティに富むプログラムを上映する。

そして、上記の“メインメニュー”に加えて、映画監督たちのトークやインタビューなどの記事や動画を楽しめる「スペシャルメニュー」の内容が決定した。

スペシャルメニュー(4種)

①各国ランチレポート

国際交流基金東南アジア拠点のスタッフのリアルなランチ報告。ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジア、日本、インドネシア、フィリピン、マレーシアの記事8本を掲載。

②大使館インタビュー

在日の各国大使館での料理にまつわるインタビュー。フィリピン、シンガポール、タイ、カンボジア、インドネシア大使館の記事5本を掲載。

③オンライントーク

各作品監督とのオンライントーク5本。
A.ジェイ・アベリョ監督(『デリシャス!』)トーク
 モデレーター:石坂健治(TIFFシニア・プログラマー)
B.エリック・クー監督(『ワンタンミー』)トーク
 モデレーター:杉野希妃(監督・女優・プロデューサー)
C.エドウィン監督(『アルナとその好物』)トーク
 モデレーター:松下由美(映画プレゼンター)
D.小西未来監督(『カンパイ!日本酒に恋した女たち』)トーク
 モデレーター:石坂健治(TIFFシニア・プログラマー)
E.クリアンクライ・モンウィチット監督(『愛のスープ』)トーク
 モデレーター:石坂健治(TIFFシニア・プログラマー)

④その他

東南アジア各国の食文化を掘り下げる記事3本を掲載。
【A.フィリピン】在フィリピン日本国大使公邸料理人・鈴木大輔氏の一日を追った短編ドキュメンタリー映画「公邸料理人の日記」
【B.マレーシア】①今は有機農業の農園とレストランを営む、ミュージシャンでもあるピート・テオ監督が、若手シェフと共にマレーシア料理の将来を探る動画、②ホー・ユーハン監督が、自分が生まれ育ち今も住んでいるクアラルンプールの郊外、ペタリン・ジャヤの夕飯(ソウルフード)を紹介する動画
【C.カンボジア】カンボジアのレストランのシェフのインタビュー&料理動画

「CROSSCUT ASIA おいしい!オンライン映画祭」は1月21日(金)10:00~2月3日(木)23:59にオンラインで開催。字幕は日本語と英語(一部作品には東南アジアの複数言語の字幕が付く)が用意され、視聴は無料(一部作品は視聴対象国に制限がある)。詳細や視聴登録は こちら

なお、上映作品についてはこちらに掲載。