『牛首村』の完成披露試写会が1月19日(水)に丸の内TOEIで行われ、Kōki,、高橋文哉、芋生悠、大谷凜香、松尾諭、清水崇監督が登壇した。
2020年2月に公開されて大ヒットを果たした清水崇監督作品『犬鳴村』、第2弾として2021年2月に公開された『樹海村』、そして待望の「恐怖の村」シリーズ第3弾のタイトルは『牛首村』。北陸に実在する最凶の心霊スポットが舞台となる。そんな最恐スポットを舞台にした本作で主演を務めるのは、モデルとして国内外問わず大活躍中のKōki,。本作が女優デビューとなる。
本作が映画初出演で初主演となったKōki,は「素晴らしいチームのみなさんのおかげもあると思いますが、演じることはこんなに楽しいんだ、こんなに夢中になって好きになれるものなんだと気づかせていただきました」と振り返った。
そんなKōki,に清水監督は「一言で言ったら、ストイック、素直」と言い、「一度お会いしたときに表情と目つきと、凛とした姿勢がものすごく素直で純粋にまじめで走ろうとしているのが見えた」と明かした。さらに実際に撮影に入ると「期待以上」と称賛した。
Kōki,とは「撮影の間は和気あいあいと話とかして」と明かす芋生は、ホラー映画の撮影現場にもかかわらず「怖い雰囲気はなかった」と振り返った。一方で大谷はYouTuber役ということもあり、スタッフが離れた位置から見ていたこともあり「作られた人の気配を感じた」と建物内で独特の空気を感じた様子だった。また、このシーンではKōki,も「後ろを振り向きたくなる」と怖さもあったという。
高橋は“海に入るシーン”について「大変でした。いろいろありましたね」と苦労を顔に浮かべ、清水監督も「日に追われた」と時間との勝負だったことを明かした。そんな中でも“寒さに関しては「(萩原)利久くんとも話してて、もっと寒い予想していて『案外寒くないね』って話していました」と語った。
撮影中には予想外の出来事もあったようで、本来は雨が降るシーンではないところであいにくの雨天となったにも関わらずそのまま撮影したといい、Kōki,も「雨の音がすごくて…」というほどだったという。相手のセリフも聞こえづらい中での演技ではあったものの「リアルが作れたねって話した」と明かす高橋。
舞台挨拶の最後には「監督をはじめチームのみなさま、共演者のみなさまと一緒に一生懸命力を合わせて作り上げた作品なので、一人でも多くの方に見ていただけたら嬉しいです」と挨拶したところで思わず感極まって目に涙を浮かべたKōki,は「チームのみなさまに心の底から感謝しています。最初に演技という経験を清水監督の下でさせていただけたことをうれしく思います」と言葉を振り絞って挨拶した。
【写真・文/編集部】
『牛首村』は2022年2月18日(金)より公開!
監督:清水崇
出演:Kōki,、萩原利久、高橋文哉、芋生悠、大谷凜香、莉子、松尾諭、堀内敬子、田中直樹、麿赤兒
配給:東映
©2022 「牛首村」製作委員会