木丸みさきのコミックエッセイ原案としたドラマ『失恋めし』の本編映像が解禁された。
本作は全10話で紡ぐおいしい失恋ドラマ。主演・広瀬アリスが演じる主人公・キミマルミキは、地元紙に“失恋めし”というマンガ連載を持ち、日々連載のネタとなる失恋エピソードを探しているイラストレーター。レギュラーキャストは、ミキがほんのり恋心を抱く近所の花屋の青年を、若手実力派俳優の井之脇海、ミキが連載する地元紙の出版社・STO企画(佐藤さんという苗字の社員ばかりが集う)の面々には、村杉蝉之介、臼田あさ美、安藤ニコが個性豊かでチャーミングなキャラクターとなって集結、近所のお弁当屋の佐藤さんを若林拓也が演じ、本作のおいしいスパイスとなっている。監督は大九明子。
今回、本作のメイキング映像が解禁された。主人公・キミマルミキを演じた広瀬と第1話の失恋人“サバ子“を演じた門脇が「我慢できなかった」と、1話に登場するサバの味噌煮をその日に3切れ食べたと美味しさを語る。「食べなくて良いシーンでも食べて撮影に挑んだ」と、撮影初日から”食べる“モード全開の2人。こっそりとつまみ食いもしていた様子。
続いて、第5話でカニクリームコロッケを注文するシーンでは、台本にはない“ライス大盛り”を突如注文してしまう広瀬。「やる気が出過ぎちゃった」と慌てる広瀬だが、大九監督は「大盛りにしよう!」と本番でのシーンを変えることに。さらに井之脇海演じる“花屋の青年”との花屋でのシーンでは、青年との会話に気まずくなり思わず店を飛び出すが、勢いをつけすぎて店の扉に激突する広瀬。あまりのハプニングに大爆笑してしまう広瀬と、笑いをこらえるのに必死の撮影スタッフ。先日行われた配信開始記念イベントでも、井之脇が撮影中の印象的なエピソードとして「扉が壊れるんじゃないかと思うくらい体をバーン!とぶつけていた」とエピソードを語っており、このハプニングがOKカットとなって本編で楽しめる。
そしてミキがサインの練習をするシーンでは、ミキの妄想癖を演出するため、ノリノリでサインをするように監督より演出が入る。ミキのエキセントリックな行動に、演じる広瀬は思わず「強いお酒を一杯ください!」と気合を入れるのだった。座長である広瀬の体を張った演技に、現場には笑いと和やかな空気が流れ、役者たちを生き生きと活かす大九監督ならではの演出が、伸び伸びとした現場の雰囲気を作り、その雰囲気が本編からも伝わってくる。
メイキング映像
『失恋めし』(全10話)はAmazonプライム・ビデオにて独占配信中、読売テレビにて2022年7月放送予定!
監督:大九明子
出演:広瀬アリス、井之脇海、村杉蝉之介、臼田あさ美、安藤ニコ、若林拓也
©木丸みさき・KADOKAWA/ytv