劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』の完成披露試写会が1月25日(火)に新宿バルト9で行われ、竹達彩奈、丹生明里(日向坂46)、濱田岳、イッセー尾形、松下洸平、総監督・脚本を勤めた藤咲淳一、松下周平監督が登壇した。

全世界累計2,800万ダウンロードを突破する超人気音楽リズムゲーム「DEEMO」。ピアノを弾く謎の生き物“Deemo”の前に、ある日空から女の子が降ってくる。Deemoはピアノの音色によって伸びる木を成長させて女の子を元の世界に戻そうとする―。ピアノをコンセプトに据えたこのゲームは、旋律の美しいクラシックからロック・ジャズなどジャンルにとらわれないオリジナル楽曲のクオリティの高さと、緻密に計算されたリズムやメロディから得られる圧倒的な演奏感でアジア圏を中心に大ヒットを記録、世界中の音楽ゲームファンを唸らせた話題作。総監督を務めるのは藤咲淳一、監督には新進気鋭の松下周平を起用。主人公のアリスには竹達彩奈。そのほか鬼頭明里、佐倉綾音が脇を固めるほか、丹生明里(日向坂46)、濱田岳、渡辺直美、イッセー尾形、松下洸平、山寺宏一らが参加。

舞台挨拶に登壇したのは、アリス役・竹達彩奈、仮面の少女役・丹生明里、ミライ役・濱田岳、くるみ割り役・イッセー尾形、ハンス役・松下洸平、そして総監督・脚本を務めた藤咲淳一、松下周平監督の7人。

主人公・アリス役の竹達は「ゲームシリーズからアリスの声をやらせていただいていたんですけど、ゲームの中だと一人でしゃべってる」と言い、「アニメになって様々なキャラクターに命が吹き込まれて、賑やかな世界になったと感じました。そのキャラクターたちのおかげで、アリスが年相応なかわいらしい子供になっていた」とゲームとの違いや、本作への思いを明かした。

今回アニメ映画作品で声優初挑戦となった丹生は「私にとって初めての完成披露試写会」と感慨深げに挨拶し、「信じられないくらいだったんですけど、ずっと憧れだったので嬉しい」と声優への挑戦を振り返り、実際に試写で鑑賞本当に映画館の中から自分の声が聞こえると思ったら感極まっちゃいました」と喜びを見せた。そんな丹生に竹達は「初めてとは本当に思えないくらい。仮面の少女まんまで」と絶賛。

松下は「完成された絵の中にハンスというキャラクターがいて、声を合わせる時に、ありのままの声じゃ物足りない」と俳優としての演技との違いを語り、「実際に声を当てながら、言い方や強弱を一言一言相談しながらやらせていただいた」と振り返った。

また、音楽が印象的な本作だが、「もともとゲームもやっていた」という竹達は「あんな曲やこんな曲が流れちゃっていいのかというくらい素敵な曲ばかり」と言い、「劇場版ならではのアレンジがされていた」と観客の期待を膨らませた。

イベントでは、匂い袋役の渡辺直美からのビデオメッセージが上映され、最後に丹生は「温かいお茶が飲みたくなるなというくらい心が温まる作品です」、竹達は「数年前にゲームでアリスをやらせていただいてから、まさか劇場版になるなんてという本当に夢みたいなことが現実に起きて、ゲームとはまた違った新たな世界を、スタッフさん含めキャスト一同愛を込めて作った作品です。愛がギュッと詰まった作品なので、ぜひ優しい時間に包まれて、素敵な時間をすごしていただけるとうれしいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

渡辺直美 ビデオメッセージ

劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』は2022年2月25日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開!
出演:竹達彩奈、丹生明里(日向坂46)/鬼頭明里、佐倉綾音、濱田岳、渡辺直美、イッセー尾形、松下洸平/山寺宏一
©2021 Rayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会